ちょっとヘンだぞふるさと納税(杉並区の考えと取り組み)

 

ページ番号1032449  更新日 令和5年11月30日 印刷 

健全な寄附文化の醸成

ふるさと納税は、ふるさとやお世話になった自治体を「寄附」で応援できる制度として創設されました。しかし、自治体間の過剰な返礼品競争などの要因により、制度本来の趣旨が失われています。杉並区は、ふるさと納税を、見返りを求めない善意の寄附として捉え、制度本来の趣旨に沿った取り組みを進めています。

地方税制度の根幹にかかわる問題を抱えています

住民税などの地方税は、自治体が提供する行政サービスの費用を、その自治体の住民が負担し合う仕組みです。
ところが、他自治体へ「ふるさと納税」をすると、本来、杉並区へ納められるべき住民税が流出してしまいます。その結果、杉並区の財源は減り、行政サービスの低下につながります。

国にふるさと納税制度の見直しを求めています

現在のふるさと納税制度は、受益と負担という地方税の仕組みを歪めています。杉並区は、特別区長会を通じて、国に対し、ふるさと納税制度の廃止を含めた、抜本的な見直しを継続して求めています。

国への要望内容は以下よりご覧いただけます。

令和5年度 杉並区は47.9億円の減収

令和5年度、杉並区の住民税は、ふるさと納税により約47億9千万円の減収となり、前年度の約40億9千万円を上回りました。

令和5年度ふるさと納税に関する現況調査については、以下よりご覧いただけます。

 

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区民生活部課税課ふるさと納税担当
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0696