高齢者の交通安全

 

ページ番号1005033  更新日 令和6年4月1日 印刷 

高齢者の交通事故の特徴

令和5年中に東京都内で発生した交通事故による死者数136人のうち、高齢者(65歳以上)が47人と全体の34.6%を占めています。
このなかで、25人(53.2%)が歩行中に事故に遭っており、「横断禁止場所で横断した」「横断歩道外を横断した」「信号を無視した」など、歩行者側の違反により起きた事故もあります。

また、歩行中の事故の多くは、自宅から半径約500メートル以内で起きています。
通り慣れた道でも気を抜かず、安全確認を怠らないことが大切です。

こんな行為は危険です。

イラスト:高齢者が横断禁止の標識がある道路を横断している様子
横断禁止場所横断
イラスト:高齢者が赤信号で道路を横断する様子
信号無視、安全不確認

事故から身を守るためには

「自分は事故に遭うはずがない」「多分、車は来ないだろう」という油断が事故に繋がります。
「もしかしたら、事故に遭うかもしれない」「車がすぐ近くまで来ているかもしれない」と考え、常に安全確認を欠かさないようにしましょう。

交差点では

イラスト:高齢者が左右の安全を確認しないで交差点に入ったところへ車が急接近している様子
左右の確認をせずに交差点に
入ると危険です。
イラスト:交差点の手前で左右の安全を確かめている様子
交差点の手前で必ず「右・左・右・右後ろ」の
状況確認をしましょう。

横断するときは

斜め横断、駐車車両の直前直後を横断する、横断禁止場所の横断、横断歩道外を横断する、信号無視は事故のもとです。
道路を横断するときは、必ず安全確認をしてから渡りましょう。

夜間

夜間に暗い色の服装で歩くと、運転者から見落とされやすい危険があります。
夜間は明るい色の服装や反射材を身に着けて、周りに存在をアピールしましょう。

運転免許証自主返納について

運転免許返納の手続きは、最寄りの警察署または、運転免許センターで行ってください。

高齢運転者標識(高齢運転者マーク)の表示について

加齢に伴い運転に必要な視力、聴力や運動機能などが衰えてきます。また、持病がある場合などは運転中に発作が起きる恐れもあります。

70歳以上の自動車運転者であることを示す高齢運転者標識(高齢運転者マーク)を車の前後に表示することにより、他の運転者に対し、高齢運転者であることを知らせて注意を促すとともに、高齢運転者自身にも車の保護意識を高める効果が期待されます。
このため、区では70歳以上の方へ標識の表示を推奨しています。

画像:高齢運転者標識
高齢運転者標識
画像:旧式の高齢者運転者標識
当分の間、旧標識も使用できます。

 

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都市整備部管理課交通企画係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) 03-5307-0793(直通) ファクス:03-5307-0689