事務 保健福祉部高齢者施策課長寿応援ポイント担当係長 齋藤 美砂(平成14年度採用)

 

ページ番号1009775  更新日 令和3年2月16日 印刷 

写真:齋藤さん

地方公務員として働く

なぜ杉並区を選んだのでしょうか?

元々杉並区は地元であり愛着がありました。住宅街だけでなく、商店街や大きい公園などさまざまな環境があり、バランスが良く落ち着いているところが気に入っています。

また、民間企業よりも女性が長く働き続ける労働環境が整っていると思ったことも、理由の一つです。子どもが生まれるのに伴って退職するという人の数が、私が就職した当時から少なく、育児休業などの制度が取りやすいことが一つの要因ではないかと思います。

杉並区職員として働く魅力は何ですか?

私がこれまで経験した仕事である給与や税、保険などの分野は自分自身の生活にも密接に関係のあることであり、社会の仕組みも学ぶことができました。区役所の仕事は幅広く、長く勤めていても異動するとまた新しい学びがあり、さまざまな知識を身につけられることが、地方公務員で働くおもしろさの一つだと思います。

これまで経験してきた仕事

これまで経験した主な部署と仕事内容について教えてください。

まず初めに配属されたのは、教育委員会事務局庶務課教職員係でした。ここでは、学校職員の給与や福利厚生に関する事務を5年間行っていました。次に保健福祉部高齢者施策課で4年間、施設担当としてゆうゆう館(区内に住む60歳以上の方の憩い、いきがい学び、ふれあい交流、健康づくりの場としてご利用いただく施設)の維持管理業務を行っていました。この9年間で2度、産休・育休を取得しました。

その後、区民生活部納税課管理係に異動になり、税金の還付事務や口座振替事務、また課内庶務を担当していました。

そして、主査に昇任して初めて配属になった保健福祉部国保年金課高齢者医療係では、ちょうど民間企業への業務委託の過渡期でしたので、マニュアルを作成したりなど、主に引継ぎに関する事務を行っていました。

そして令和元年度に現在の職場である、保健福祉部高齢者施策課へ異動になり、長寿応援ポイント事業に関する業務を行っています。長寿応援ポイントとは、高齢者の方がどんどん外に出て元気に活動し、健康寿命を延ばすことを応援するための事業です。外で活動することで得たポイントは、区内で使用できる商品券に交換したり、次世代育成基金に寄付したりすることができます。

新しい職場に配属になって今までと全く異なる業務を行うのは大変ですが、飽き性の私にはこの職場は向いていたのかなと思います。全く異なる職場でも、庶務的な仕事など、共通する業務もあるので、それは一度学んでしまえば自分の財産になります。

これまでで1番思い出深い仕事は?

四つ目の職場である国保年金課で直営から民間委託への過渡期を過ごしたことです。元々職員が行っていた事務を委託するにあたり、マニュアル作成など、主に引継ぎに関する事務を行ったり、実際に委託が始まってからの運営について委託業者と打ち合わせを行ったりしていました。

委託について主にその流れを作った当時の担当係長を始め、関係者の方々を尊敬しています。国保年金課はたくさんの職員が所属しているとても大きい組織で、それをとりまとめながら、委託を進めていくのは、非常に膨大な知識が必要だったと思います。限られた時間の中で、勉強していたのかと思うと本当に凄いなと思います。現在、職員が作成した資料をチェックしたり、何か事業が行き詰ったときに一緒に議論しながら導いたりする立場になりましたが、自分も広く知識を持ち合わせいないとできないことですので、日々勉強だなと感じています。

係長級としてはたらく

昇任にチャレンジするきっかけや係長級として働くやりがいを教えてください。

下の子どもが小学生になり、子育てにある程度余裕が出るタイミングで昇任することに挑戦しました。また、こういう人になりたい!という上司がいたことも、大きなきっかけだったと思います。

係長級になり、課長とより近い立場になったことで、区政の動きがより身近に感じられ、自分の職場だけでなく、より広い視野で問題意識を持つようになりました。一方、自分の仕事についても、一般職員のときより裁量をもって仕事ができるようになり、もちろんその分責任も伴いますが、より積極的に区民サービス向上や課題にチャレンジすることができるようになりました。

また、クレーム対応なども増えましたが、相手の言っていることを否定せず一度受け止めたうえで、説明をするように心がけています。最後には「ありがとう」と言って帰られたりすると、ある程度納得していただけたのかなとやりがいを感じます。

責任ある仕事も増えましたが、仕事のことはプライベートには持ち込まず、仕事をしているときしか考えないようにしていることが、ストレスを溜め込まずに仕事に励むことができる秘訣ではないかと思います。

子育てしながら働くことはできますか。

できます!仕事を言い訳にせず、子どもにもきちんと手をかけたいと常に思っています。保育園の送迎の時間があったり、子どもが急に熱を出したり、大変なことはたくさんありますが、夫と一緒に家事をやるという習慣があったことで、困難もその都度やりながら乗り越えてきました。また、周りに同じように子育てしながら働いている人がたくさんいたので、情報共有することができ、理解もあったので助かっていました。今後、長い子育てから解放されたら、旅行にでも行きたいなと思っています。

受験生のみなさんへ

最後に、受験生の方へメッセージをお願いします。

齋藤さんの写真

誰かのために働きたいという思いと、自分が働きやすい環境を大事にしたいという思いの両方をもっている方には、ぜひ杉並区役所はおすすめです。私も仕事だけではなくプライベートとのバランスを大切にしたいと思って働いています。ワークライフバランスを大切にした働き方をできるかは、自分次第でもありますが、杉並区役所にはそれができる環境が整っているのではないかなと思います。自分の「働き方」についても、就職先を決めるうえで考えてみてはいかがでしょうか。


 

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