2 世尊院 【寺院】(阿佐谷北1丁目26番2号)

 

ページ番号1007846  更新日 平成28年1月18日 印刷 

世尊院は阿谷山正覚寺ともいい、真言宗豊山派の寺で本尊は不動明王です。
創立は、現在中野区にある宝仙寺が阿佐谷から移転した頃と伝えられ、武蔵名勝図会には、その時代を永享元年(1429)頃と記されています。
この移転以前の宝仙寺は、現在の阿佐谷南三丁目9番付近に山門をかまえ、当時の寺領は、中央線の阿佐ケ谷駅付近にまで至る大寺であったといわれています。
この宝仙寺が移転した後に、宝仙寺の子寺で、地元村民の寺として残されたのが世尊院です。
本尊の不動明王立像、観音堂の聖観世音菩薩立像や阿弥陀如来坐像は、室町様式のうかがえるりっぱな仏像であります。
なお明治22年から大正11年まで、旧杉並村の村役場がこの寺の本堂におかれていました。
現在の本堂は、昭和10年に再建されたものですが、都道133号線建設のため、昭和48年現在地に移築し、今日に至っております。

昭和54年2月1日

 

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