龍泉寺 【寺院】(下高井戸2丁目21番2号)

 

ページ番号1007949  更新日 令和4年8月22日 印刷 

当寺は、嶺玉山と号する曹洞宗寺院で、本尊は釈迦如来座像です。
開創年代は、元禄・享保の2度の火災により記録を焼失したため明らかではありません。寺伝によれば、慶長8年(1603年)8月、江戸麹町(現千代田区紀尾井町)に開創されたと伝えられています。
開山は、当寺の本寺であった江戸四ッ谷北寺町(現新宿区舟町)の雄峰山全勝寺2世晋庵瑞迪大和尚で、元和7年(1621年)3月に亡くなっています。
寛永年間(1624年~1644年)に、江戸麹町から四ッ谷南寺町(現新宿区須賀町)に移転し、更に明治42年(1909年)、同地の区画整理に伴い当地へ移転しました。
この門前を流れていた玉川上水には、木造の龍泉寺橋が架かっていて、春は桜が清流に映え、6月は河岸を蛍が飛び交い、杉並でも指折りの景勝地でした。
また、当寺には「六地蔵」と共に、「北向地蔵」と呼ばれる高さ1メートルの石造の地蔵菩薩像があり、江戸時代から額に北風を受けることから、熱病などに大変霊験あらたかと、篤い信仰を集めていたと伝えられています。

 

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