(表紙) あさがや南・高円寺南地区防災まちづくり計画 ―自らの力と地域の力で、かけがえのない命を守る― 杉並区 令和7年4月 (表紙、終わり) (はじめに) 杉並区の東部に広がるあさがや南・高円寺南地区(以下(当地区)という。)は、平成12年3月に、大規模地震の際の災害危険度を評価した(杉並区防災都市づくり(基礎)調査報告しょ)のなかで、建物損壊危険度 (注釈:建物損壊危険度とは:倒壊危険度を代表する指標で、構造・階数・築年代別の耐震性から算定した、損壊する可能性のある建物の割合。注釈終わり)、 もくぼう建ぺい率 (注釈:もくぼう建ぺい率とは:火災危険度を代表する指標で、木造・ぼうかぞうの燃えやすい建物の割合。注釈終わり)、 道路閉塞危険度 (注釈:道路閉塞危険度とは:避難危険度を代表する指標で、建物が倒れ込み通行に支障を及ぼすおそれのある道路の割合。注釈終わり) が高く、防災まちづくりの取り組み優先度が最も高い地域とされました。また、東京都策定の『防災都市づくり推進計画』では、震災時に甚大な被害が想定される(整備地域)として位置付けられ、国からは(地震時等において大規模な火災の可能性があり重点的に改善すべき密集市街地(重点密集市街地))として公表されました。 また、平成14年には(あさがや・高円寺地域防災まちづくり協議会)から、(あさがや・高円寺地域防災まちづくり基本構想)が区へ提出(提言)されました。 これを受け区は、どのようにとう地区で防災まちづくりを展開すれば災害危険度を低減させ、地震に強いまちをつくれるかを緊急の課題とし、平成21年2月に、おおむね20年ごを見据えた目指すべきまちの将来像などを示す(防災まちづくり整備構想)と今後10年間の区の具体的な取り組みを示す、(じっこうけいかく)で構成する(あさがや南・高円寺南地区防災まちづくり計画)を策定しました。 この計画は、暮らしやすく災害に強い安全なまちを目指し、道路や公園の整備などを計画的かつ総合的に進めるため、さらには、地震により大きな被害を受けた後に定める、(地区の復興まちづくり計画) (注釈: 地区の復興まちづくり計画とは:被災した市街地において、被災を繰り返すことのない安全な都市基盤の整備を進めるため、杉並区震災復興マニュアルに基づき、区が策定する地区復興まちづくり計画。注釈終わり) の事前の備えとして策定されました。当計画に基づき、国や東京との補助事業を導入し、道路拡幅や公園の整備等を地域住民の方々と協力しながら進めています。 上記(じっこうけいかく)は令和2年度に令和6年度まで延伸され、この度、令和7年度から5年間の延伸及び時点修正を行いました。 (はじめに、終わり) (目次) 防災まちづくり整備構想 (ページ1) T・ (防災まちづくり整備構想)の基本的な考え方 U:まちづくりの目標等 Uの1:目標年次 Uの2:対象区域 ページ2 Uの3:目指すべき(将来像) Uの4:将来像を実現するための(目標) Uの5:数値目標 ページ3 Uの6:まちづくりの方向性 ページ4 じっこうけいかく T・ (じっこうけいかく)の基本的な考え方 U:じっこうけいかくの推進に向けて ページ5 V:じっこうけいかくの内容 Vの1:道路・公園等の整備と密集事業の活用 Vの2:地域の防災拠点施設を中心とした整備の推進 ページ6 Vの3:建物の不燃化・耐震化推進のための支援 Vの4:地域情報の共有化 ページ7 Vの5:まちづくりを進める会の活動の支援 ページ8 W:じっこうけいかく図 (目次、終わり) (表紙2) 防災まちづくり整備構想 平成21年2月 (表紙2、終わり) (ページ1) T・(防災まちづくり整備構想)の基本的な考え方 防災まちづくりは、住民・事業者・区がそれぞれの役割をにない、責任を果たすとともに協働して取り組んでいくことが求められます。 また、取り組みを進めた先には、どのようなまちが築かれるのかなど、まちの将来の姿や目標が描かれていなければなりません。 そこで、目指すべきまちの将来像や目標、総体的なまちづくりの方向性を明らかにした(防災まちづくり整備構想)(以下、(整備構想)という)を定めます。 この整備構想は、平成14年度にあさがや・高円寺地域防災まちづくり協議会からすぎなみ区に提言された(あさがや・高円寺地域防災まちづくり基本構想)をふまえて定めるものです。 U・まちづくりの目標等 1・もくひょう年次 この整備構想は、平成21年度からおおむね20年ごを見据えた地域の防災まちづくりの指針としていくものです。 2・対象区域 防災まちづくり計画は、補助事業の導入を図るため、地域の一体性・連続性が重要であること、また、高円寺北三丁目地区の計画は都市計画道路補助227号線の進捗状況に合わせて別途作ることが望ましいことなどを考慮し、JR中央線、中杉通り、青梅街道及びこうなん通りで囲まれた(あさがや南一、二丁目、高円寺南三丁目及び高円寺南二、四丁目の一部)を対象区域とします。 ・・図:対象区域:あさがや南・高円寺南地区の案内図 (ページ2) 3・めざすべき(将来像) あさがや南・高円寺南地区の個性を活かしつつ、防災まちづくりを進めるために、目指すべき将来像を(住宅地の落ち着きと商店がいの賑わいが共存する、暮らしやすく災害に強い安全なまち)とし、取り組むこととします。 4・将来像を実現するための(目標) まちの将来像の実現に向け、以下の3つの目標を掲げて、防災まちづくりを進めます。 (1)災害に強く誰もが安心して暮らせるまち (2)自然や環境を大切にする潤いのあるまち (3)誇りと愛着を感じる魅力あるまち 5・数値目標 防災まちづくりを計画的に進めるために、倒れにくい建物の割合等の年次目標は、以下のとおりとします。 ・・表:年次ごとの目標 (以下はひょうの記載内容) ・倒れにくい建物の割合(耐震性を満たす建物の割合) 18年度:72.39%(注釈: 平成18 年度土地利用現況調査に基づき算出。注釈終わり) 21年度:76% 30年度:92% 40年度:97% ・燃えにくい建物の割合(耐火・準耐火構造の建物の割合) 18年度:43.44%(注釈: 平成18 年度土地利用現況調査に基づき算出。注釈終わり) 21年度:50% 30年度:69% 40年度:90% ・地震時に通れなくなる道路の割合(道路が閉塞する確率) 18年度:83.75%(注釈: 平成18 年度土地利用現況調査に基づき算出。注釈終わり) 21年度:82% 30年度:76% 40年度:70% (ひょうの記載終わり) (ページ3) 6・まちづくりの方向性 まちづくりの目標に向けて、以下のようにまちづくりの方向性を明らかにします。 方向性は、(まち自体を地震に強くする(防災ハード面))、(生活環境を向上させる(じゅう環境ハード面))及び(地域の防災りょくを高める(防災ソフト面))の三つの分野に類型化しています。 ・・図:まちづくりの類型化 (以下は、ずの記載内容) (はん例) じっけい・・じっこうけいかくに盛り込んだもの きそん・・既に一部実施中のもの まち自体を地震に強くする(防災ハード面) 1・大地震時の建物の倒壊などから命を守る ・じっけい・・個々の建物の耐震診断を積極的に行い、その結果に基づいて改修やたてかえを進める ・震災救援じょ(杉並第六小学校・あさがや中学校)・杉並学院周辺及び交通機関の要のJRあさがや駅・高円寺駅周辺等を対象に、重点的に耐震診断・耐震改修を進める 2・延焼火災の拡大による市街地大火を防ぐ ・きそん・・幹線道路(中杉通り、青梅街道、及びこうなん通り)における延焼遮断たいの形成(同時に避難路機能の確保)のため、沿道建物の不燃化・中高層化や防災上有効な植樹を進める ・きそん・・JR中央線高架の延焼遮断たい機能の向上のため、沿線に不燃化された延焼遮断上有効な建物を誘導する 3・地区内部での延焼火災を防ぐ ・きそん・・火災が発生しても燃え広がりにくい市街地の形成のため、東京都建築安全条例に基づく新たな防火規制などにより建物の面的な不燃・なんねんかを進めるとともに、共同化及び木造建物の建てづまり防止を図る 4・避難・救援活動や消防活動を円滑に行えるよう道路を整備する ・じっけい・・避難・救援ルートの要の路線として、また、消防活動が円滑に行えるよう、十字道路(杉並第六小学校で十字に交わる南北どうろ(青梅街道・杉並第六小学校・早稲田通り)と東西どうろ(こうなんどおり・杉並第六小学校・JRあさがや駅))を優先的に整備する ・じっけい・・二方向以上の避難を可能とするため、長い行き止まり道路や一本道の解消を図る 震災時における倒壊や景観を考慮し、十字道路において電線の地中化 を図る 5・公園・緑地等を整備し、有効に活用する ・じっけい・・小規模でも多くの公園・まちかど広場を点在するよう整備するとともに、きそんの公園の規模拡張を図る ・じっけい・・きそんの公園を防火水槽・防災井戸等の設置場所として、また、桃園がわりょくどう・馬橋児童遊園を避難路として整備する 6・震災救援じょの機能拡充および周辺の優先的整備を進める ・じっけい・・地域の防災まちづくりの拠点施設として、震災救援じょの機能拡充を図る ・じっけい・・震災救援じょとしての安全性を早期に高めるため、震災救援じょ周辺において、きょうあい道路やすみ切りなどの整備、生け垣化を優先的に行う 7・密集がいくの防災性の向上及び居じゅう環境の改善を図る ・きそん・・建物の更新が停滞している密集したがいくにおいて、連担建築物設計制度等を活用して建物のたてかえ促進を図る (注釈)連担建築物設計制度とは:きそん建築物を含めて複数の建築物を同一敷地内にあるものとみなして、せつどう義務等を適用する制度。不せつどう敷地のたてかえが可能となる。 (注釈終わり) ・じっけい・・密集事業等を活用して不燃化、共同化を促進するとともに、道路やオープンスペースの整備を図る 8・商店がいに集まる不特定多数の買い物客などの安全を確保する ・じっけい・・建物倒壊等による人的被害を防ぐため、また、震災時における物資の供給元となり得るよう、店舗のたてかえや耐震改修を進める ・きそん・・比較的道路幅員が広い商店がいを対象に、不燃化・耐震化を進めるとともに、落下物の防止を図るなど、避難・救援ルートとしての機能を高める 生活環境を向上させる(じゅう環境ハード面) 1・歩行者が安全で快適に地域内を移動できる空間を確保する ・きそん・・歩行者の安全性の確保を最優先とし、弱者に配慮された道路空間となるようきそん道路の整備を進める ・きそん・・馬橋児童遊園やきそん水路じきを歩行者優先の空間として整備し、桃園がわりょくどうなどと合わせ、ネットワーク化を図る ・きそん・・幅員4メートル未満のきょうあい道路については、通常時において円滑に緊急車両が通行できるよう、早期に拡幅整備を図る ・きそん・・うるおいがあり、また、安全な道路空間とするため、沿道の生け垣化及びブロックべい等の倒壊防止を進める ・きそん・・緊急車両などの通行や震災時の避難・救援活動の妨げとなる放置自転車のないまちにするため、啓発・教育活動や監視・撤去活動を行うとともに、必要なちゅうりんじょう等の整備を図る 2・住宅地の環境悪化を防ぐ ・住宅地としての環境を改善し、維持・保全するため、杉並区まちづくり条例に基づくまちづくりルール、建築協定、地区計画等を活用して必要なルールづくりを図る (注釈1)建築協定とは:土地所有者等がその全員の合意によって建築物の敷地、位置、構造、形態、意匠等に関して建築基準法に基づき定めた協定。 (注釈2)地区計画とは:地区の皆さんが考える(まちの将来像)に向け、たてかえなどの機会をとらえて、まちの課題を解決していく地区レベルの都市計画で、生活道路・小公園等の地区施設の改善整備や地区の特性に応じた、建物のたてかたなどに関する詳細なルールを定めることができる。 (注釈終わり) 3・地域に密着した、魅力ある商店がいにする ・きそん・・商品・看板のせり出しや迷惑駐輪を抑制するなど、安全で快適な買い物空間づくりを進める 4・まちじゅうに手入れの行き届いた緑を増やす ・じっけい・・桃園がわりょくどうと馬橋児童遊園の緑化整備を図るとともに、公園、寺社、街路じゅ、生け垣、建物の屋上・壁面緑化などの緑がネットワークするよう、地区内の緑化を推進する ・きそん・・公園や寺社などの緑を地区の財産として、大切に維持管理する 地域の防災りょくを高める(防災ソフト面) 1・地域の防災りょくにより被害を最小限にとどめる ・きそん・・地域による速やかな初期消火、救出・救援活動が行える体制を整える ・じっけい・・はっさいじの初期活動を効果的に実施するため、地域の連帯感を高めるとともに、防災関連組織を中心に組織の活性化や相互の連携の強化など、地域の防災りょくの向上を図る 2・住民・事業者・区(行政)の協働・連携により地域を守る ・きそん・・地域の一人ひとりが震災じ、適切な行動がとれるよう、日頃より防災意識の向上を図る ・商店会を中心として、商店がいの特性をふまえた防災体制を整える ・じっけい・・地域の防災りょくが最大限発揮できるよう、災害時対応や情報伝達など、区の危機管理を強化する (ずの記載終わり) (表紙3) じっこうけいかく 令和7年4月 (時点修正) (表紙3終わり) (ページ4) T・(じっこうけいかく)の基本的な考え方 防災まちづくりを効果的かつ確実に推進していくためには、段階的に、あるいは区域を絞って、今何ができるのか、何をすべきなのかを明確にし、一歩一歩着実に実現していくことが重要です。また、区が今できることを形として示すことにより機運を高めるとともに、防災意識の向上や連帯感の醸成を早期に図ることも大切です。 このじっこうけいかくは、整備構想に基づき、令和7年度から5年間における区の取り組みを計画化したものであり、避難・救助活動や消防活動じょう、また、日常の生活利便・安全上問題を抱えている当該区域の中で、整備の効果が最も高く、重要度・必要性の高い震災救援じょ(杉並第六小学校)周辺の道路や公園の整備などを中心に、各事業を展開していくこととしました。 防災まちづくりの推進に先導的な役割を持つこれらの取り組みが、他の様々な取り組みや対象区域全体へと波及し、防災まちづくりの確実な推進につながるものと考えます。 U・じっこうけいかくの推進に向けて (1)道路や公園などの整備を促進するため、密集事業(注釈:密集事業とは:老朽化した木造住宅等が密集し、かつ公共施設等の整備が不十分な地域において、防災性の向上ときょちゅう環境の整備改善を図るため、道路・公園等の整備や老朽建築物のじょきゃく、木造賃貸住宅等のたてかえ促進などを行う地方公共団体等に対し、国が必要な助成を行う事業です。正式な名称は、住宅市街地総合整備事業(密集住宅市街地整備型)といいます。注釈終わり。) を継続します。密集事業の区域は計画の区域とし、補助対象区域(重点整備地区)は震災救援じょ(杉並第六小学校)周辺区域とします。 (2)老朽建築物のじょきゃくや建築物の不燃化を進めるため、国や東京との諸制度の活用を検討します。 (3)現状の市街地でいかに対応すべきかを計画化するため、地区内の(当面事業化の予定のない都市計画道路)については、計画線を示すのみとします。 (4)事業の進捗状況や社会経済情勢などの変化をふまえ、必要に応じて計画の見直しをおこなっていきます。 (ページ5) V・じっこうけいかくの内容 1・道路・公園等の整備と密集事業の活用 道路や公園・広場等の整備を、密集事業を活用して進める。 ・・対象1 馬橋どおりの一部 ・・具体的な取り組み1 杉並第六小学校から青梅街道に至る道路について、避難・救助活動や消防活動が円滑に行えるよう、また、平時にも歩行者が安全で安心して通行できるよう、権利者の協力を得て、6.5メートル(注釈:6.5メートルは、(第10回・東京都の市街地状況調査報告しょ(平成31年2月・東京消防庁))における、震災時通行可能道路の幅員です。注釈終わり。) に拡幅整備する。当該道路は、拡幅部分を歩行者に配慮した空間とするよう整備する。 ・・対象2 震災救援じょ(杉並第六小学校)周辺 ・・具体的な取り組み2 重点整備地区内のきそん公園の規模拡張や、適地にまちかど広場や公園を整備することで、空地の確保を図る。また、長い行き止まり道路等の解消を図る。 2・地域の防災拠点施設を中心とした整備の推進 杉並第六小学校の周辺区域において、2項道路の拡幅整備等を優先的に展開するとともに、きそん公園の改修や馬橋児童遊園・水路じきのりょくどうか等を検討する。 ・・対象 震災救援じょ(杉並第六小学校)周辺 ・・具体的な取り組み 2項道路の整備について、きょうあい道路の拡幅に関する条例に基づく重点整備路線や、震災・火災時に危険度の高い地区である整備地区において、助成制度を活用し、拡幅整備を推進すると共に、支障物件のじょきゃくや、電柱の移設を促進する。 重点整備地区内のきそん公園について適宜点検を行い、必要に応じきそん設備等の改修を行う。 また、防災上の観点からも公園の利活用を行えるよう、区民及び関係部署・機関との調整を適宜行い、公園の新規整備の際には、区民等との検討を行う。 馬橋児童遊園や桃園がわりょくどう等の緑化・避難路化等を検討する。 (ページ6) 3・建物の不燃化・耐震化推進のための支援 区内でも大地震時における延焼の危険性が高く、損壊する可能性がある建物の割合も高いため、建物の不燃化・耐震化等を積極的に推進する。 ・・対象 区域全体 ・・具体的な取り組み 国や東京との諸制度を活用し、たてかえ工事費等への助成を行うことで、老朽建築物のじょきゃくや、不燃化たてかえを推進する。 関係団体の協力のもと、耐震相談会を定期的に開催する。また、区民からの要請により、出張相談会を行う。 耐震診断が積極的に行われるよう、耐震化の必要性や支援制度について周知等を行う。 物資の民間備蓄としての役割意識を高めるための啓発活動等を行う。また、家具転倒防止器具等の設置啓発や斡旋の実施・相談を行う。 耐震改修工事費等に対して、他の地域より割り増した助成を行うことで、建物の耐震化を積極的に促進する。 4・地域情報の共有化 防災まちづくり関連情報を積極的に発信し、住民・事業者・区との情報の共有化を図る。 ・・対象 区域全体 ・・具体的な取り組み 防災まちづくり関連情報や当該区域の防災まちづくりの取り組み状況等を、区のホームページや防災イベント等で発信する。 地域情報や防災まちづくりの取り組み状況をまちづくりニュースとして適宜発行する。 事業の進捗にあわせて、不燃領域率等の数値を地域住民等に周知する。 (ページ7) 5・まちづくりを進める会の活動の支援 主に防災上の課題に取り組み、区と住民・事業者との協働の基点(橋渡し役等)を担う、まちづくりを進める会の活動を支援していく。 ・・対象 区域全体 ・・具体的な取り組み ・防災まちづくりに係る情報共有 密集事業を着実に推進し、進捗率(達成度)を高めるために、主に以下の例のような情報や意見の共有を行い、区・住民・事業者相互の意思疎通を図る。 (以下は情報共有の例) ・その1:行き止まり道路 震災時の円滑な避難活動や日常の通行上の障害となる、長い行き止まり道路(階段があるような場合も含む)を対象に、その改善等について。 ・その2:公園や広場の整備、馬橋児童遊園や水路じきのりょくどうか、新たな公園や広場、りょくどうの整備を行う際は、整備の方針等について。 ・その3:各種イベントの実施 防災イベント等を通じて行う、家庭の防災対策の推進、地域防災体制の啓発、防災まちづくりに係る情報の発信等について。 (情報共有の例終わり) (ページ8) 4・じっこうけいかく図 ・・図:じっこうけいかく図  (以下、ずの説明) 図ちゅうでは、JR中央線、中杉通り、青梅街道及びこうなんどおりで囲まれた(あさがや南一、二丁目、高円寺南三丁目及び高円寺南二、四丁目の一部)を計画区域全体とし、そのうち中心に近い場所に位置する杉並第六小学校の周辺の区域(計画区域全体の約2分の1の面積)を震災救援じょ周辺区域としている。 また、計画区域全体のほぼ中央に位置する道路を優先整備路線としている。この優先整備路線は青梅街道から杉並第六小学校までの間をはしっている。 計画区域全体で行うことは以下の通り。 @・たてかえ工事費等への助成 A・建物の耐震化を促進 B・地域情報の共有 C・まちづくりを進める会の活動の支援 D・2項道路の拡幅整備を推進 震災救援じょ周辺区域で行うことは以下の通り。 @・まちかど広場・公園の整備・きそん公園の規模拡張 A・長い行き止まり道路等の解消 B・りょくどうか・避難路化の検討 優先整備路線で行うことは以下の通り。 沿道地権者の協力を得て6.5メートルに拡幅 (ずの説明、終わり) (以上)