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ページ番号1003247  更新日 平成30年3月16日 印刷 

質問デング熱について教えてください

回答

  • デング熱は、デングウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じるウイルス感染症です。
    デングウイルスを媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域で多くみられます。流行地から人や物資等を介して病原体が侵入するなどして、国内でも感染する可能性がある疾患です。
  • デングウイルスに感染して発症します。デングウイルスは日本脳炎などと同じフラビウイルス科(同属)に属し、4つの血清型(1・2・3・4型)があります。感染した型のウイルスには免疫を得ることができます。
  • デングウイルスに感染した蚊(ヤブカ属:ネッタイシマカ・ヒトスジシマカが代表的な種)に刺されることによって感染が成立します。ヒトからヒトに直接感染することはありません。また、これまでのところ、他の動物に感染したという報告はありません。
  • 症状は、蚊に刺されてから2~15日(多くは3~7日)の潜伏期間の後、高熱(38~40度)・頭痛・眼窩痛・関節痛・筋肉痛・発疹などを呈します。1週間ほどで熱が下がり回復します。
    一方「デング出血熱」は、原因は同じデングウイルスですが症状は重く、熱が下がり始めたころ(2~7日後)、循環障害と出血傾向により、消化管出血・呼吸困難などを呈しショック状態に陥ることがあります。適切な治療を受けない場合は死亡する可能性もあります。デング出血熱は、前回と異なる型のデングウイルスに感染した際に発症する確率が高くなるとされています。
  • デング熱及びデング出血熱に対する特別な治療法はありません。症状に応じた対症療法が行われます。また、デング熱に有効なワクチンはありません。

 

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