必ずや、待機児童解消を(平成28年5月28日)

 

ページ番号1024310  更新日 平成28年5月28日 印刷 

働く方々が安心して育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦として保育所の整備は不可欠である。私はそう考えて、認可保育所の整備を急ピッチで進めてきました。

しかし、保育所への入所希望者は増え続け、28年4月の待機児童数は136名に。このままでは、今年度当初に計画した1,000名規模の定員増を行ったとしても、29年4月の待機児童はさらに500名以上に増えてしまうことがわかりました。そこで29年4月の待機児童解消を実現するために、新たに1,000名規模の追加整備を行い、合計で2,000名を超える定員増を図ることといたしました。

そして、今年度内という限られた期間でこれだけ多くの施設を確実に整備するために、公園を含め、区が保有する土地や建物を保育事業者に提供して施設整備を促進する、という苦渋の決断をした次第です。

規模においても手法においても、これまでに例の無い緊急整備となりますが、なにとぞご理解とご協力を賜りますよう、改めて心からお願い申し上げます。

一方で、私は、待機児童対策は地域レベルの課題ではなく、国を挙げて取り組むべき課題だと考えています。とりわけ急務と考えるのは、育児休業制度の抜本的な改革です。女性の就労はもはや当たり前のことであるにもかかわらず、それに対応する社会の仕組みとしての現在の育児休業制度はあまりにも脆弱です。希望する方全てが安心して育児休業をとれるような制度の改革を国に対して強く求めながら、区民の皆さんのご理解・ご協力のもと、待機児童解消に全力で取り組んでまいります。

 

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