認知症の診断・治療

 

ページ番号1004668  更新日 令和5年7月6日 印刷 

認知症は、早期に見つけて早期に対応することで症状を和らげたり、進行を遅らせることができます。

かかりつけ医に相談

診断や治療については、まず「かかりつけ医」に相談しましょう。

認知症疾患医療センター

認知症に関する鑑別診断、身体合併症と周辺症状への対応、専門医療相談等を実施するとともに、地域の保健医療・介護関係者等との連携を推進しています。
杉並区においては、社会福祉法人浴風会浴風会病院です。

認知症の原因疾患と症状

認知症の多くは、「アルツハイマー型認知症」によるものと言われています。「アルツハイマー型認知症」は、長い時間をかけて、脳の変化が進むという特徴があります。これに次いで多いのが「脳血管性認知症」です。

アルツハイマー型(約4割)

原因

βアミロイドというタンパクが脳に蓄積して神経細胞が減少、脳の委縮が進行

症状

  • 記憶障害が徐々に進行、日付や曜日がわからなくなる
  • 環境によって周辺症状出現
  • 昔の記憶は残りやすい

アルツハイマー型+脳血管性(約2割)

症状

アルツハイマー型と脳血管性の症状が混在

脳血管性(約2割)

原因

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等)が原因で起こる

症状

  • 歩行障害、言語障害
  • 再発するたびに悪化

レビー小体型(約1割)

原因

レビー小体というタンパクが脳に蓄積

症状

  • パーキンソン病
  • 日差、日内変動、幻視、妄想

前頭側頭型(約0.5割)

原因

前頭葉と側頭葉の委縮が徐々に進行(65歳未満で発症することが多い)

症状

  • 衝動的行動、常同行動
  • 言葉の意味がわからない、言葉がでない

受診前にまとめておきたい事項のリスト

受診前にまとめておくと、かかりつけ医や専門医に状況を、短時間で的確に伝えることができます。
言葉にしにくいことがあれば、メモしておき医師に渡して伝えることもできます。

  • 気になる症状は何か?いつから?
  • 現在、困っていること、エピソード
  • 診断してどうしてほしいのか
    (薬がほしい、介護保険を申請したい、区分変更したいなど)
  • 既往歴(過去の病気、いつ頃からか?治療中か?)
  • 現病歴(今の病気、今飲んでいる薬の名前等)
  • 介護保険の状況、現在使っているサービス
  • 家族の状況(1人暮らし、家族との同居かなど)

 

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部高齢者在宅支援課地域包括ケア推進係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0687