使用料等の見直し
使用料等の見直しの趣旨・目的
区の集会施設や体育施設などの使用料収入と、行政サービスに係る経費(施設運営などの維持管理経費)との不足分は公費で賄うこととなり、区民全体の負担となることから、受益者負担の適正化と未利用者との公平性を確保していくため、定期的に使用料等の見直しを行うことが必要です。
「使用料等の見直し(素案)」に関するリーフレット(Q&A)は、ページ下部の添付ファイルをご覧ください。
使用料等の見直しのこれまでの取組
- 区では、集会施設や体育施設などの使用料については、平成9年度に全面改定を行った後、経済情勢等を勘案し、改定を見送ってきました。
- しかし、使用料と施設の維持管理経費との不足分は、区民全体の負担となることから、平成24年3月に策定した「杉並区総合計画・実行計画」において定めた「行財政改革基本方針」の取組項目の一つに「受益者負担の適正化の観点から使用料を見直す」ことを掲げ、具体的な検討に着手することといたしました。
- その後、平成25年11月に素案を公表し、これに対して地域・関係団体や区議会からご意見をいただくとともに、地域説明会や区民アンケート、区民意見交換会を「区立施設の再編整備」と合同で実施し、区民の皆さまからのご意見もいただきました。
- そして、これらのご意見を踏まえた「使用料等の見直し」を平成26年1月の行財政改革推進本部会において決定した後に、平成26年第1回区議会定例会に関係条例案を提案、同年3月に議決・公布しました。
使用料等の見直しのこれまでの取組
- 平成9年度 使用料の見直し(全面改定)
- 平成24年3月 杉並区総合計画・実行計画策定
総合計画の中で定めた「行財政改革基本方針」に基づく取組項目の一つに「受益者負担の適正化の観点から使用料を見直す」ことを掲げ、具体的な検討に着手
平成25年度
- 平成25年9月
見直し(素案)中間のまとめの公表
区議会へ報告
地域・関係団体等へ説明 - 平成25年11月
見直し(素案)の修正・公表
区議会へ報告
区民アンケートを実施
地域説明会等を実施
区民意見交換会を実施 - 平成26年1月
行財政改革推進本部会において「使用料等の見直し」の決定 - 平成26年2月
区議会に条例改正(案)を上程 - 平成26年3月
条例改正の議決・公布
使用料等の見直しについて 見直しの概要
集会施設および体育施設使用料
- 改定使用料
平成24年度決算額をもとに、平成27年1月から使用料を改定しました。なお、利用者負担の急激な増加を軽減するため、平成27年1月~29年4月の間を3期に分けて段階的に引き上げを行います。 - 登録団体の取り扱い
「地域登録団体(さざんかーど登録団体)」、「社会体育団体」に対する使用料の2分の1減額措置は廃止とします。ただし体育施設は、区内の中学生以下の団体および障害者の団体は、現行どおり2分の1減額を維持します。
なお、登録団体への活動支援として、集会施設については、申し込み時の期間的な優先措置を新たに設けました。体育施設についても、これまでどおり申し込み時の優先措置を講じていきます。 - 使用時間区分の見直し
集会室については、利用機会の拡大や利用者負担の軽減を図る観点から、使用時間区分を4区分に細分化しました。(下記参照)
【集会室利用の使用時間区分】
見直し前
- 午前:午前9時~正午
- 午後:午後1時~5時
- 夜間:午後6時~9時
見直し後
- 午前:午前9時~正午
- 午後:
(1)午後1時~3時
(2)午後4時~6時 - 夜間:午後7時~9時
ホールなどを除きます。
正午~午後1時、午後3時~4時、午後6時~7時の時間帯については、延長(前・後)利用が可能です。
午後9時~9時45分の時間帯については、延長(後)利用が可能です。
学校開放施設使用料
平成24年度決算額をもとに、平成27年1月から1時間以内を単位として使用料を改定しました。なお、登録団体に対する使用料無料の取り扱いは廃止し、一般利用と同様に有料とします。
ただし、区内在住・在学の児童・生徒およびその指導者で構成された団体が利用する場合は、無料とします(照明設備使用料を除く)。
また、夏期に無料開放している学校プールについて、原則有料(1回200円)としました。ただし、区内在住・在学の児童および乳幼児が利用する場合は、無料開放を継続します。
学童クラブ利用料
学童クラブ登録児童数が増える中で、運営経費も増加し、他区と比較しても低廉な金額となっていることから、平成27年4月から月額3,000円の利用料を4,000円に改定しました。なお、生活保護世帯等に対する軽減措置については、継続することとします。
有料制自転車駐車場使用料
自転車駐車場の整備も進み、今後、運営経費の増加が見込まれることから、定期使用料については、基本使用料(1階屋根なし1カ月)を月額1,900円から2,100円に引き上げました。また、ミニバイクを含む全ての定期使用料を平成27年1月から改定しました。なお、1日使用料は据え置きます。
また、学生に対する定期使用料の減額措置は継続しますが、65歳以上を対象にした定期使用料の減額措置は廃止しました。
放置自転車撤去手数料
放置自転車1台当たりの撤去費用および他自治体の撤去手数料の状況等も踏まえ3,000円を5,000円に、平成27年1月から引き上げました。
区施設駐車場の有料化
現在、有料化している駐車場3施設(区役所本庁舎・井草森公園・上井草スポーツセンター)に加え、新たに4施設(セシオン杉並・松ノ木運動場・高井戸市民センター・下高井戸運動場)の駐車場について、有料化します。
その他(目的外使用施設使用料)
集会施設使用料の改定に伴い、区民事務所会議室、ゆうゆう館、児童館などの目的外使用施設の使用料についても見直しを行っています。
参考資料
-
使用料等の見直し(平成26年1月) (PDF 2.7MB)
上記の資料は、区政資料室(区役所西棟2階)、区民事務所、図書館でもご覧いただけます。 - 区民事務所
- 図書館
素案
よくある質問と回答(Q&A)・当初版
素案について、多く寄せられているお問い合わせに、Q&A方式でお答えするリーフレットを作成しました。
「使用料等の見直し(素案)」に関するリーフレット(Q&A)は、ページ下部の添付ファイルをご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ
政策経営部財政課財政担当
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
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