連載「福祉と暮らしのサポート拠点ウェルファーム杉並」(1)(30年10月10日)

 

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ウェルファーム杉並は、区民の皆さんの生活を幅広く支えるための拠点として、30年春にオープンしました。この連載では、ウェルファーム杉並内の各組織が相互に連携を図りながら行っている相談対応の例を紹介します。

(注)事例は相談支援の内容を分かりやすく説明するための構成をしています。

第1 回 高齢者、障害の疑いのある方の世帯の支援

母A(80代)と息子B(50代)の2人暮らし。この世帯が住む家の隣人Cは、しばしば息子Bから生活音がうるさい等苦情を訴えられ、大変困っていた。近所の方々も、息子Bが家の内外で怒鳴り声をあげたり、ごみ出しルールを守らないことなどについて不安を感じていた。以前はよく買い物や散歩をしていた母Aの姿も近頃見掛けないことから、隣人Cは社会福祉協議会の「福祉なんでも相談」に相談した。

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社会福祉協議会は、ケア24に相談し、一緒に母Aの様子を確認するため自宅を訪問。母Aは相談を受け入れるが、息子Bは強い拒否。

社会福祉協議会から在宅医療・生活支援センターへ相談

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【支援会議の開催】
支援会議とは、在宅医療・生活支援センターと関係する機関等が支援に関する意見交換の上、支援計画を作成するために開催する会議です。必要により、精神科医や弁護士などの専門家による助言を受けることがあります。

【在宅医療・生活支援センターでの対応開始】
関係機関連携(ケア24(高齢者在宅支援課)・保健センター・社会福祉協議会) での支援を開始。

  • ケア24(高齢者在宅支援課):再訪問し母Aと面会。要介護状態であることを確認し、介護保険の認定申請。
  • 保健センター:息子Bが精神面の不調をきたしていることが分かり、支援開始。息子Bとの面会を実現。

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母Aのイラスト

母A

ケアマネジャーが入り、必要な介護サービスが受けられることに

 

息子Bのイラスト

息子B

面会を通じて、体調の悪さや不安について話すことができた
医療機関の受診のきっかけとなった

隣人Cや近隣の住民

今後も気にかけて緩やかに見守りを行うことに

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部在宅医療・生活支援センター
〒167-0032 杉並区天沼3丁目19番16号 ウェルファーム杉並複合施設棟3階
電話:03-5335-7317(代表) ファクス:03-5335-7318