高円寺学園放課後等居場所事業って?(令和3年4月1日)

 

ページ番号1064837  更新日 令和4年6月27日 印刷 

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放課後いばしょの写真

小学校3年生くらいになると、帰宅してランドセルを置いたあとは習い事に通うようになったり「児童館に行ってお友達と遊ぶ!」といった選択肢も出てきます。
小学校の統合もありましたが、児童館はその小学生向け機能が移行し、高円寺学園内に放課後等居場所事業として生まれ変わりました。その際公設民営となり「株式会社東急キッズベースキャンプ」によって運営されています。
前回3月15日号の高円寺学園学童クラブの記事に引き続き、同じく学園内に新設された放課後等居場所事業についてもお話を伺いました。

多目的室(1)の写真
多目的室(1)
多目的室(2)の写真
多目的室(2)
多目的室(3)の写真
多目的室(3)

放課後等居場所事業って?

これまで杉並区内の児童館において放課後等に小学生(学童クラブ児童を除く)が思い思いに過ごしてきた居場所の機能を小学校内に継承し充実を図るものです。
利用料は無料です。ただし、プログラムによっては材料費を負担する場合もあります。

登録者は現在300名ほど。平均して1日30~40人くらいの利用ですがコロナ禍の現在は20~30人くらいの利用です。いろんな学年の子どもたちが利用していますが、学童を卒業した5年生の利用も多いです。

学童クラブとどう違うの?

棚に畳まれたビブスの写真
学年ごとのビブスをつけた子どもたちをスタッフのみなさんが
見守っています

主な利用者は小学校2~6年生。利用者登録はしますが学童とは違って無料で利用することができます。学童は放課後帰宅せずそのままランドセルを背負ったまま学童クラブに向かいますが、放課後等居場所事業では一旦家に帰ってランドセルを置いてきてから来ても、放課後家に帰らず直接ランドセルを背負って来てもどちらでも自由です。
学童クラブと違っておやつは出ません。持参もだめです。水分補給に水筒を持ってくることはできます。土曜授業でない日や長期休みの際にはお弁当を持ってくることは可能です。
学童クラブの子どもたちとは、部屋が分かれていて基本的に行動は別なのですが、小アリーナや校庭で遊びの時間は学童の子どもたちと一緒に遊ぶこともあります。

スケジュール

子どもたちの自主性に任せているので特にスケジュールがあるわけではなく自由に過ごすことができます。
放課後すぐ宿題に取り掛かる子も多いです。特に高学年の子どもたちが学習習慣がしっかり身についているのでそれを低学年の子どもたちがまねしているようです。
この部屋では静かにすごす、小アリーナでは思いっきり遊ぶなど静と動の切り替えはするようにしています。自主性に任せているとはいっても各部屋にスタッフが必ず1名はいて子どもたちの様子を見守っています。学童クラブのスタッフと同様にコーチングを主体とした保育で「傾聴・承認・質問」を基本方針として見守っているそうです。
低学年の子どもたちは高学年の子を真似して学習したり、遊んだりしていて大きな家族といった雰囲気かもしれません。

利用時間

利用時間は放課後から午後6時までで延長預かり時間などはありません。
土曜日は放課後から午後5時まで(土曜授業でない日は午前9時から)
長期休みは午前10時から午後6時まで

小アリーナの写真
小アリーナで思いっきり遊べます

イベント

児童館の行っていたイベントの内容を継承して毎日何かしらイベントを行っています。
工作イベントやなんでもランキング(競技)をやったりしています。けん玉は人気があって夢中になって子どもたちは練習しています。

イベントカレンダーの写真
イベントカレンダー
交流ホールの写真
イベント開催時に使われる高円寺学園内の交流ホール

小中一貫校になったこと

高円寺学園は2つの小学校と高円寺中学校が一緒になり小中一貫校となりました。同じ敷地なので学校帰りのお兄ちゃん、お姉ちゃんの中学生がちらっと覗きにくることがあります。中学生が利用することはできませんが、スタッフと立ち話することはあるそうです。
以前は小学生として遊んでいた子どもたちが成長している姿を見ることができ嬉しくなるそうです。

コロナ対策

入口の写真
入口には消毒液があります

高円寺学園内にあり小学校の協力により空き教室や多目的室を使って運営されています。学童クラブ同様に施設自体の空調が1時間に2回喚起するシステムが入っています。また新しい施設でもあり掃除が行き届き清潔に保たれています。
おもちゃは2つのグループに分けており毎日消毒して交互に使うよう配慮しています。

想い

「安心安全は気を付けていますが、子どもたちの笑顔がいちばん。子どもたちの居場所として子どもたちが自ら来たいと思ってもらえる場所にしたい」と心がけているそうです。

取材後記

子どもをあたたかく見守ってくれる大人が家庭や学校以外の場所にもいるというのは親にとっても子どもにとってもいいことだと思います。新しい放課後等居場所事業ってどうなっているんだろうとドキドキしながら訪問しましたが、子どもたちが元気よく遊んでいる姿をみてほっこりしました。

すぎラボライター さくら

 

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