28 清見寺 【寺院】(梅里2丁目11番17号)

 

ページ番号1007875  更新日 令和4年8月22日 印刷 

馬橋の灸寺で知られる瑞雲山清見寺は、曹洞宗の寺です。本尊は千手観世音菩薩像で、中野区の成願(じょうがん)寺の末寺です。
寺伝によれば開創は寛永初年(1624年)で、開山は成願寺六世大鉄叟雄鷟(てつそうゆうさく)和尚と伝えます。当寺は開山後しばらくの間、檀家の数も多くはなく、しばしば無住の時もあったといわれ、その詳細はあきらかではありません。
当寺は元禄年間(1688年~1703年)火災に遭い、現法堂は平成5年(1993年)に新築されたものです。
文化財としては、馬橋村・阿佐谷村の村民の奉納した地蔵石像があります。江戸時代には、寺の北東側に馬橋村の高札場(幕府の出した法令を記した高札を掲げておく施設)が設けられていました。
寺前の青梅街道は、江戸初期に開かれた杉並地域の幹線道路で、近世のみならず現代でも生活上・産業上の重要な役割を担っています。
なお、当寺には明治8年(1875年)から同17年(1884年)まで、現在の杉並区立第一小学校の前身である桃園小学校第一番分校(同9年桃野学校として独立)が置かれており、杉並近代教育発祥の地の一つです。

 

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習推進課文化財係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0693