133 早稲田通り 【道】(下井草4丁目3番)

 

ページ番号1007946  更新日 平成28年1月18日 印刷 

早稲田通りは新宿区下宮比町を起点とし、神楽坂―早稲田―小滝橋を通り、区内に入っては、中杉通り・妙正寺川・環状八号線を横断、今川四丁目で青梅街道にドッキングしています。区内の延長は約4.3キロメートルほどです。旧来の早稲田通りは下井草一丁目で北上し、下井草駅を通り石神井台に至る主要地方道25号線の通称名でしたが、昭和59年その一部を分離し、西方に接続する特別都道438号を加えた現路線に変更されました。
区内北部を東西に走る早稲田通りは、近世以来の古い道をベースにしており、かつては旧早稲田通り分起点辺を境に、東は「所沢通り」あるいは「大場通り」、西は「井草通り」などと呼ばれていました。そして、区内がまだ近郊農村であった時代、この道は沿道の村々と江戸・東京とを結ぶ主要な交通路のひとつで、荷車などによる農産物や下肥の運搬に広く利用され、農民の生活と産業を支えてきたのです。現在の早稲田通りはマイカーやバスの幹線道路として、区内のベッドタウン化に対応する新たな機能を果たしています。
なお、この通りの沿道には文化財が点在しており、阿佐谷北五丁目に東原の地蔵堂、本天沼二丁目・上井草四丁目に各々庚申塔があるほか、下井草一丁目には、大正10年創建の出世大鷲神社が鎮座しています。

平成3年3月

 

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