43 下高井戸八幡神社 【神社】(下高井戸4丁目39番3号)

 

ページ番号1007953  更新日 令和6年7月23日 印刷 

当社は旧下高井戸村の鎮守で、祭神は応神天皇です。
社伝によると、長禄元年(1457年)に太田道灌(おおたどうかん)が江戸城を築いた際、工事の安全を願い、鎌倉の鶴岡八幡宮の神霊を祀(まつ)って創建したといわれます。
本殿は、棟札から弘化4年(1847年)の再建であることが分かります。現在の拝殿・覆殿は昭和34年(1959年)に落成しました。
境内には末社として、天祖神社、御嶽神社、稲荷神社のほか、当神社に功労のあった人々を祀る祖霊社があります。
中世以降、村落の発達とともにこの地に神社が奉斎(ほうさい)され、村の鎮守として尊崇を厚くしてきました。
昭和初期まで当社の宮司を務めた斎藤守高氏は、俗に「面芝居」とも呼ばれた神楽の元締で、芸名を「中村縫之助」といい、鼓(つづみ)・太鼓・三味線に合わせて踊る芸の師匠でありました。
面芝居は、明治末から昭和初期にかけて流行しましたが、今は絶えており、残された数個の面から往時をしのぶことができます。
また、当社の近くからは縄文時代や古墳時代の土器類が発見されており、神田川沿いの台地や斜面は、古くより人間が居住するのに適した環境であったことがうかがえます。

 

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