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すぎなみビト ウルトラマン
60年前、杉並に舞い降りたヒーロー。
昭和41年7月10日にウルトラマンが初めてテレビに登場した「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」が放送されたことから、7月10日はウルトラマンの日に制定されています。今回は、放送開始60周年を迎えた今も、世代・国境を越えて愛されるウルトラマンと杉並のつながりを紹介します。
(画像提供:円谷プロ)
目次

プロフィール:ウルトラマン(ULTRAMAN)
M78星雲・光の国生まれ。身長40メートル。体重35,000トン。最大飛行速度はマッハ5。宇宙怪獣ベムラーを追って地球に飛来。地球での姿は科学特捜隊のハヤタ隊員。スペシウム光線をはじめとした数多くの必殺技を持ち、強さだけでなく、罪無き怪獣をいたわる優しさも持ち合わせている。
宇宙警備隊の中で、地球防衛で素晴らしい功績を挙げたウルトラ戦士で結成される「ウルトラ兄弟」の一員でもある。
7月10日は、ウルトラマンの日
「ウルトラマン」放送開始1週間前の昭和41年7月10日、PR番組「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」が放送され、ウルトラマン・ウルトラ怪獣・科学特捜隊が出演したほか、ウルトラマンの生みの親・円谷英二氏がゲスト登場しました。ウルトラマンがテレビに初登場した記念すべき日として、7月10日はウルトラマンの日として制定されています。
この番組は、放送前日の7月9日に杉並公会堂で公開録画収録されました。平成28年には放送開始50周年イベントが開催されたことを記念して、同施設にプレートが設置されました。
そして今年、ウルトラマンは放送開始60周年を迎えます。

「ウルトラマン前夜祭ウルトラマン誕生」の本番の様子



「ウルトラマン」放送開始50周年イベントの開催を記念したプレート
みんなに愛されるヒーロー。初めて姿を現したのは杉並公会堂だった
「ウルトラマン」初代ヒロインを演じた桜井浩子さんに、当時のお話を伺いました。
プロフィール:桜井浩子(さくらい・ひろこ)
昭和21年3月4日東京都生まれ。俳優。「ウルトラQ」ヒロイン・江戸川由利子、「ウルトラマン」フジ・アキコ、「ウルトラマンマックス」ヨシナガ教授など、さまざまなウルトラシリーズに出演。円谷プロダクションに所属し、コーディネーターも務める。
新時代の女性像を体現したヒロイン
フジ・アキコ隊員に抜てきされた経緯を教えてください。
テレビ番組「ウルトラマン」の前身番組「ウルトラQ」の撮影が3分の2ほど進んだ頃、円谷一監督から「次もロコ(桜井)でいくからね」と声を掛けられました。そのため、抜てきされたという感じは全くありませんでしたが、「ウルトラQ」でなじみになったスタッフの皆さんとまた一緒に仕事ができるのはうれしかったです。
知的で男性と対等に任務をこなすという、当時としては革新的な女性キャラクター。演じる上で大変だったことはありますか?
フジ・アキコは、国際科学警察機構のエリート部隊・科学特捜隊に所属し、本部内で通信員を担当しつつ、時には現場に出動して戦うこともある、知的で活発なキャラクターです。科学特捜隊唯一の女性隊員なので、ムラマツキャップ、ハヤタ、アラシ、イデたち男性隊員たちとのバランスを取りながら演技をしなければならなかったことが大変でした。また、怪獣と対峙してスーパーガンを撃ったり全速力で走ったりする場面では、運動神経の良い男性陣に比べてどうしても身体能力が劣るので、彼らに付いていくのに必死でした。
「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」の撮影の様子について教えてください。
「ウルトラマン」の撮影が始まって間もない頃、PR番組「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」の出演について知らされ、台本を渡されました。急な話で驚きましたが、とにかく与えられたせりふを覚えることに専念しました。
撮影当日、科学特捜隊の隊員服を着て杉並公会堂に行くと、現場にはすでに円谷英二監督をはじめテレビ局のスタッフが集まっており、舞台上は怪獣・出演者・スタッフの皆さんでごった返していました。私たち科学特捜隊は、舞台の奈落のような場所にある楽屋で合図があるまで待機することになり、勝手が分からず戸惑いながらも、ひたすら出番を待っていたのを今でも覚えています。
撮影は観客を動員しての公開録画収録で、観客の多くは子どもたちでした。私たちが待機している場所からは、舞台・客席の様子は何も見えず、ウルトラマン初登場の様子も、子どもたちの反応も見ることができませんでした。でも、子どもたちの大歓声が聞こえてきた時、ウルトラマンが子どもたちのヒーローになる予感がしましたね。


60周年を迎えたウルトラマンに対する思い
世代・国境を超えて愛されるウルトラマン。振り返ってみて、今どんな思いがありますか?
これほど人気を博し、海外にまで多くのファンがいる作品になって、本当に良かったという気持ちに尽きます。愛され続ける理由を一言で語るのは難しいですが、私たちは与えられた役をみんなで一生懸命に演じた、ただそれだけです。ウルトラマンには、これからもより高く、より格好良く、より素晴らしい存在として飛び続けてほしいですね。
ウルトラマンが地球に来たのは偶然だった?
宇宙警備隊に所属するウルトラマンは、護送中に逃げられた宇宙怪獣ベムラーを追って地球に飛来します。しかし、飛行戦闘機に乗ってパトロールしていた科学特捜隊・ハヤタに誤って追突し、墜落させてしまいました。責任を感じたウルトラマンは、瀕死のハヤタに自らの命を共有して一心同体となり、地球の平和を守るために戦うようになりました。
日本中の子どもたちが夢中になった、戦いの“カギ”

ベーターカプセル
ボタンを押すとまぶしい閃光・フラッシュビームが放たれ、ハヤタ隊員がウルトラマンへ変身する。

カラータイマー
胸についており、通常は青色だが、エネルギーが少なくなると赤色に点滅し、警告音が鳴る。

スペシウム光線
腕を十字に組んで放つ強力な破壊光線。フジ・アキコ隊員が命名したウルトラマンの必殺技。
「THE ORIGIN OF ULTRAMAN」の公開

ウルトラマンシリーズ60周年を記念したドキュメンタリー作品です。国内外の第一線で活躍する映画監督・クリエーターたちが独自の記憶・視点でウルトラマンを語り、ウルトラマンがどのように世界へ広がったのかの歩みをたどります。
詳細は、円谷プロダクションホームページ
をご覧ください。
- 公開日:7月3日(金曜日)から
ウルトラマン イベントの開催
「ウルトラマン60周年記念展示」および「ウルトラマンの日in杉並公会堂 スペシャルウルトラショット」を開催します。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
