冬も食中毒にご注意を(2年11月15日)
冬場はノロウイルスに要注意
食中毒が一番多い季節が冬であることをご存じですか?冬はノロウイルスを原因とする食中毒が圧倒的に多く、ウイルスに対する注意が必要です。
この食中毒は、調理人の手指を介して汚染された食品や、ウイルスの蓄積した生がき等の二枚貝を食べることで発症することがあります。主な症状は、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛、発熱などで、原因となる食品を食べてから1~2日程度で発症します。
感染予防のポイント
- 石けんを使い流水で十分に手を洗う
- 食品の中心部を85~90℃で90秒以上加熱する
- 感染者の便や嘔吐物を適切に処理する
食品は加熱等で殺菌しましょう
細菌性食中毒の原因菌は気温が高い時期に繁殖するものが多いため、梅雨や夏の時期に食中毒が多く、冬場になると減少していくことが特徴です。しかし、カンピロバクターや、腸管出血性大腸菌などの菌は、少量の菌で食中毒を起こすため、季節を問わず食中毒がおこります。
これらの菌は、鶏肉や牛肉等の肉類に付着していることが多く、加熱不足の肉料理や、肉の生食が原因で食中毒を起こします。肉は中心部まで十分に加熱されたものを食べましょう。
また、生野菜を原因とする腸管出血性大腸菌の食中毒も発生しています。生野菜を調理する際は、流水で十分に洗浄しましょう。また、必要に応じて、次亜塩素酸ナトリウム(用途に応じて適切に使用してください。)で消毒するか、加熱して殺菌しましょう。
食品衛生歳末対策を実施します
保健所では、多くの食品が出回る歳末に、食品などの衛生的な取り扱い、添加物の適正使用や適正表示を徹底するために「食品衛生歳末対策事業」を実施します。
このページに関するお問い合わせ
杉並保健所生活衛生課食品衛生担当
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
電話:03-3391-1991(代表) ファクス:03-3391-1926