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更新日 : 2025年6月1日
食中毒にならないために 気温や湿度が上がるこれからの季節は要注意!(2025年6月1日)
目次
気温や湿度が高くなる梅雨から夏にかけての季節は、食中毒の原因となる細菌が活発になり、食中毒が起こりやすくなります。
食中毒予防の知識を身に付け、しっかりと対策を行いましょう。
これからの季節、特に注意が必要な食中毒細菌
気温や湿度が高くなるこれからの季節、特に注意したいのが、細菌による食中毒です。食中毒細菌の多くは、室温(20度)で活発に増殖し始め、30度~40度で増殖のスピードが最も速くなります。ここでは、夏に注意が必要な食中毒細菌とその特徴を紹介します。
黄色ブドウ球菌
主な原因食品 | 手指を介して汚染された食品(おにぎり、弁当、サンドイッチ、生菓子など) |
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発症までの時間 | 1~5時間(平均3時間) |
主な症状 | 激しい吐き気、嘔吐 |
予防のポイント | 手指を洗浄・消毒しましょう。手指に傷や化膿があるときは、直接食品に触れるのを避け、素手で調理しないようにしましょう。 |
腸管出血性大腸菌(O157など)
主な原因食品 | 加熱不十分の肉料理、二次汚染された食品、生野菜類 |
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発症までの時間 | 1日~14日(平均3日~5日) |
主な症状 | 下痢、血便、吐き気、嘔吐。 乳幼児や小児、基礎疾患がある高齢者では溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こす場合があります。 (注)溶血性尿毒症症候群(HUS):下痢が始まってから2週間以内に血小板の減少、溶血性貧血、急性腎不全などの症状が現れ、重症の場合には死に至ることもあるため、注意が必要です。 |
予防のポイント | 肉は中心まで十分に加熱しましょう。生野菜はよく洗浄しましょう。 二次汚染を防ぐために、調理器具を使い分けましょう。手指を洗浄・消毒しましょう。 |
ウエルシュ菌
主な原因食品 | 大量に調理する食品(カレー、シチュー、煮物など) |
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発症までの時間 | 6~18時間(平均10時間) |
主な症状 | 比較的軽い下痢、腹痛 |
予防のポイント | 調理後は常温で放置せず、すぐに食べるようにしましょう。 再加熱するときは、空気に触れるようによくかき混ぜ、中心まで十分に加熱しましょう。 |
食品のテイクアウト等を利用するときのポイント
最近では、飲食店によるテイクアウトが定着してきました。また、飲食店の利用時にやむを得ず食べきれない場合に、食品ロス削減の観点から、食べ残しを持ち帰る取り組みも始まっています。
いずれの場合も、店内で食べるときと比べて、調理してから食べるまでの時間が長くなるため、衛生的な取り扱いが必要です。食中毒細菌の増殖が活発となるこの季節、以下のポイントに注意しましょう。
- 食品を持ち帰る際にはすぐに帰宅し、長時間持ち歩かないようにしましょう。
- 持ち帰ったら、すぐに食べましょう。すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保管するなど、常温で放置しないようにしましょう。
- 再加熱するときは、中心までしっかり加熱しましょう。
関連情報
食中毒予防の3原則(つけない、増やさない、やっつける)などの紹介動画をYouTube杉並区公式チャンネルで公開しています。
食品衛生夏期対策実施中
保健所では夏期における食中毒の発生を未然に防ぐために「食品衛生夏期対策事業」を実施しています。
お問い合わせ先
杉並保健所生活衛生課食品衛生担当
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
電話番号:03-3391-1991
ファクス番号:03-3391-1926
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