ちょっとヘンだぞふるさと納税
ふるさと納税は、自治体への「寄附」です
「納税」という言葉がついていますが、あくまでも「寄附」で、ふるさとなどの自治体への納税ではありません。
自治体へ寄附をすると、寄附額から2千円を除いた額が税金から控除され、今住んでいる自治体に納める住民税が減額されます。
「ふるさと納税」は地方税制度の根幹にかかわる問題を抱えています
住民税などの地方税は、自治体が提供する行政サービスの費用をその自治体の住民が負担し合う仕組みです。
ところが、「ふるさと納税」をすると、本来、皆で分かち合うはずの行政サービスの費用負担の一部を、しなくてすみます。この結果、行政サービスの財源は減ることになり、このような状態が長く続けば、行政サービスの低下につながりかねない事態に及ぶことが懸念されます。このように「ふるさと納税」は地方税制度の根幹にかかわる問題を抱えているといえます。
令和元年度 杉並区は24.7億円の減収
杉並区の住民税は、ふるさと納税により令和元年度は約24億7千万円の減収となり、前年度の約18億7千万円の約1.3倍になりました。
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区民生活部管理課ふるさと納税担当
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