1歳6か月の頃

 

ページ番号1014862  更新日 令和4年4月11日 印刷 

アドバイス

1歳6か月を迎えると、ほとんどの子どもが一人で歩けるようになります。一人歩きが上手になって運動量が増えてくるので、だんだんスリムな体型になってくる時期です。
喜怒哀楽がはっきりしてきて、怖がったりかんしゃくをおこしたり、親としては扱いにくくなったと感じるでしょう。でもこの時期は、これが当たり前。ゆったりと対応してあげましょう。
自分でやりたがる傾向が強まります。コップを持って水を飲んだり、スプーンを使って食べようとし始めます。まだうまくできませんが、自立心の芽生えなので、たくさんやらせてあげましょう。

ことば

発達の個人差が大きいのですが、「ママ」や「パパ」、「ワンワン」「ブーブー」など意味のあることばをいくつか話せるようになってきます。自分で話せなくても、大人の言うことはかなり理解できるようになります。目、耳、口などのからだの部位をたずねると指をさしたりします。2歳近くで、「パパ、来た」などの2語文も出てくる子どももいます。
絵本を読み聞かせたり、「ワンワンね。どこへいくのかな?」と想像力をふくらませてあげることも大切です。
「コレ、ナーニ?」「ドウシテ?」同じことを何度もくりかえし聞くようになるのもこのころから。
ことばを覚えるだいじな時期です。根気よく対応してあげてください。お子さんとのお話を楽しめるといいですね。
ゆったりした態度で、あせらず最後までお子さんのことばに耳を傾けてあげましょう。

ごっこ遊び

「ごっこ遊び」は、物をまるで別の物のように見立てておこなう遊びです。
口に食べ物を運んで食べさせるふりをしたり、相手が「チョーダイ」というと、食べ物に見立てた物をお皿にのせて「ドーゾ」と差し出したりします。
発達にとって大切なことは、身の回りにあるなんでもないものを、本物に見立てる力です。砂をごはんに見立てて茶碗に入れたり、積み木を車に見立てて「ブー」と走らせる様子がみられたりしたら、ごっこ遊びに発展した証拠です。
大人が「○○ちょうだい」、「○○っておいしいね」などと場面に合ったことばかけをすると、遊びが広がります。
子どもの想像する力がさらに刺激され、遊びのレパートリーが広がるのです。
子どもは人とのごっこ遊びを通じて、世の中のいろいろな役割やルールを覚え、経験を蓄えていくのです。

「ごっこ遊び」を引き出す遊びの工夫

例えば、人形やぬいぐるみ、食べ物のミニチュア、お皿、コップ、ティーポット、フォーク、ナイフなどを用意して、おやつパーティを開いてあげましょう。
大人がコップで飲み物を飲むふりや人形に飲み物を飲ませるふりをして、子どもに見せてあげると、いかがでしょう。
そのほか、おもちゃの受話器をもって電話で話しているふりをしたり、おもちゃのフライパンで料理するふりをしたり…
笑顔が増えて、真似をするようになると、子どもは徐々に遊びのレパートリーに取り入れていくことでしょう。

食事

子どもを中心に、家族そろって楽しくなごやかな雰囲気で食べましょう。
遊び食べやむら食いが目立つ時期でもあります。無理強いはせず、テレビを消すなど食事に集中できる環境を作り、食事の時間帯をなるべく一定にして生活リズムを整えましょう。
おやつは、身体の小さい子どもが1日3回の食事では摂りきれない栄養素を補うためにとります。食事の一部として考え、軽い食事のようなメニュー(おにぎり、いも類、牛乳・乳製品、果物など)を上手に取り入れましょう。甘いお菓子やジュースは控えめにしましょう。

写真:食事(1歳6か月)歯ぐきでかめる固さ
歯ぐきでかめる固さ

歯の本数が、16本くらいになります。この時期は上の前歯がむし歯になりやすいので注意しましょう。夜寝る前の歯磨きが効果的です。必ず仕上げ磨きをしてあげましょう。
夜間の授乳(母乳・哺乳びん)の習慣があると、むし歯になりやすくなります。
昼間でも哺乳びんにジュースやイオン飲料、乳酸飲料は入れないようにしましょう。

1歳6か月児健診

区内の委託医療機関と保健センターの両方で受けます。(その他の医療機関では有料となります。)
1歳5か月に達した月末までに受診票が郵送されます。
【内容】

  • 区内の委託医療機関にて身長・体重測定、診察など
  • 保健センターにて身長・体重測定、歯科健診、栄養・子育て相談など

相談

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保健センターでは電話や訪問、来所による相談を随時受けつけています。お気軽にご相談ください。

皮膚のトラブルなど、お子さんのことで気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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このページに関するお問い合わせ

子ども家庭部地域子育て支援課母子保健係
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