東円寺 【寺院】(和田2丁目18番3号)

 

ページ番号1008027  更新日 令和6年5月28日 印刷 

医王山悉地(しっち)院東円寺は、真言宗豊山(ぶざん)派の寺で木造薬師如来立像を本尊とし、江戸期に造られた木造聖観音菩薩坐像も安置されています。
開創は天正元年(1573年)で、備後(びんご)国(岡山県)の僧佑海(「新編武蔵風土記稿」では秀海)が開山したと伝えられています。
本堂は、徳川家康が入府した頃に九州から出府した三谷氏の発願により改築されたと伝え、さらに昭和7年(1932年)に再改修したものです。
境内にある観音堂は、江戸三十三観音の第19番札所であり、六地蔵石像は寛政8年(1796年)に造られたものでしたが、現在の六地蔵石像は、近年新たに造立したものです。
墓地入口には、かつて和田一丁目にあった十三塚碑が移されています。このほか、文化財としては康永3年(1344年)・至徳3年(1386年)銘の板碑が保存されています。
当寺の飛境内(和田一丁目13番)には不動明王石像が祀られています。この御不動は大山不動尊の道しるべであったと伝えられるもので、今も人々の信仰を集めています。

 

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