就学前教育施設と地域がつながる場所〈バルーンアート講習会に参加して〉

 

ページ番号1093588  更新日 令和6年3月27日 印刷 

杉並和泉学園校区地域教育推進協議会(愛称 あすをりなすの会)が主催する和泉地区乳幼児関連施設連絡会に参加しましたのでご紹介いたします。和泉地域には、幼稚園、保育園をはじめ、多種多様な就学前教育施設、乳幼児関連施設があります。あすをりなすの会では、これらの施設間のネットワーク化、相互連携を図ることで地域ぐるみで子どもを見守り・育て合うことを目指しています。

バルーンの写真

今回は、下高井戸永福地域の民生委員の福村さんを講師に招き、和泉地区の保育園、幼稚園の先生、和泉をつなぐボランティア団体ROPEの学生さん達を対象にバルーンアート講習会を開催しました。参加者全員が自己紹介をしたら講習会の開始です。まずは、風船に空気を入れ、たらこひねり(ロックツイスト)、輪ひねり(ループツイスト)、しぼりひねり(ピンチツイスト)の3つの基礎的な結び方やひねり方を教わりました。時折風船が割れる音がしましたが、それと共に笑いがおこる和やかな雰囲気で進んでいきます。


バルーンアート制作の様子の写真

基礎を学んだらさっそく作品作りに入ります。まずはブレスレットを作りました。
アシスタントを務めてくださった民生委員さんから説明を受けながら、参加者同士で教え合いながら作っていきます。ROPEの会長さんはとても上手にできていました。さすがです。


バルーンアート制作の様子の写真

次にうさぎのキャラクターの頭を作りました。別々に作った耳と頭の部分の風船をつなぎ合わせるのがとても難しかったです。この作業では今日の講習会で一番風船が割れていました。講師の先生の指導にも熱がこもります。


作品の写真

最後におきあがりこぼしを作りました。こちらも頭と胴体の部分の風船をつなぎ合わせる作業があり、つなぎ目を抑えながら糸状の風船で縛らなければなりません。一人で作るのは難しいため、みなさん自然とお隣とペアになって協力して作業を行っていました。私は残念ながら完成させることは叶いませんでしたが、写真のとおり皆さん上手にできていました。講習会の終わりの方では、参加者同士で情報交換をしたり、園長先生からROPEの皆さんに園の活動に参加してほしいといったお話をしたりされていました。
 


今回の講習会で学んだバルーンアートは、参加した先生方が自園に持ち帰って、園児の前で実践したり、園児と一緒に作ったりすることと思います。子どもたちは普段とは違ったバルーンを使った造形活動に取り組む中で、空気を入れるポンプの扱い方や風船に空気を入れたりねじったりする技術を学ぶことができます。同時に、子どもたちの物事に取り組むときの粘り強さや創造性が培われたり、完成したとき達成感を得たりすることも期待できます。講習会の成果は各園でバルーンアートを活動に取り入れ、子どもたちの学びが充実することだけにとどまりません。参加した和泉地区の保育園、幼稚園の先生、和泉をつなぐボランティア団体ROPEの学生さん達が知り合い、これまで接点のなかった人と人とを結びつける場となりました。地域との連携が充実することで、各園の抱える教育課題の解決の糸口が見つかったり、教育活動が充実したりすることで、子ども達の豊かな学びにつながっていくのではないかと考えます。
最後になりますが、杉並区内の就学前教育施設、乳幼児関連施設の皆様におかれましては、ぜひ施設の所在地区の青少年委員さんを通じて地域教育推進協議会にご参加いただければと思います。各園が地域とのつながりを深めていくきっかけとなれば幸いです。

 

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