教育長メッセージ 保護者・地域の皆様へ(5年5月8日)

 

ページ番号1087697  更新日 令和5年5月8日 印刷 

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教育長 白石 高士

令和5年度がスタートして1カ月あまりが過ぎました。
区立学校では、4月から、普段の授業をはじめ、給食や休み時間、校外学習、部活動など、以前は当たり前だった学校生活に戻すよう、さまざまな制限が緩和されました。しかしながら、3年間にわたるコロナ禍の生活は、教育活動や人々の気持ちに大きな影響を与えており、その解決にはまだ時間がかかりそうです。今後は、コロナ禍で改めて認識された学校の役割を踏まえ、基本的な感染症対策を大切にしながら、以前の日常を取り戻すだけでなく、コロナ禍で得た知見を基に、子どもたちの声を積極的に取り入れ、多様な考えや視点、発想を大切にした教育を進めてまいります。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日から第5類となることを受け、今後の学校感染症対策と学校運営について下記の内容を各学校に通知しました。

  • 学校における新型コロナウイルス感染症対策の考え方について
    区立学校においては、4月1日から、適切な換気の確保、手洗いや咳エチケットの励行などの基本的な感染症対策を講じたうえで、子どもたち及び教職員について、マスクの着用を求めないことを基本としております。ただし、さまざまな事情から、マスク着用が必要な子どもたちがいることに十分な配慮を行い、それに伴う偏見や差別のない学校生活を全ての子どもたちが送ることができるよう個人の判断や意思を尊重することが重要であると考えています。
  • アフターコロナ時代の新しい学校運営に向けて
    アフターコロナ時代の新しい学校運営に向けて、かかわり・つながりの機会の創出と教育DXを推進して、令和の学校教育の実現を目指してまいります。子どもの意見を取り入れた学校づくりや地域づくりへの参画、地域や民間団体等の外部人材の積極的な活用、異年齢や校種を超えた幼児・児童・生徒の交流など、コロナ前は当たり前だったかかわりやつながりの機会を設定してまいります。さらに、1人1台タブレット端末を活用した、教育活動(外部人材との交流など)や家庭との連絡(欠席連絡、学校だより等の送付など)をより進め、コロナ禍で得た知見を活かした教育DXを推進してまいります。

保護者、地域の皆様には、これからも引き続き、本区の教育に御理解・御協力をいただきますようお願い申し上げるとともに、予測困難な社会の変化に主体的にかかわり、感性を豊かに働かせながら未来を創っていく子どもたちへの御支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

令和5年5月8日 杉並区教育委員会 教育長 白石 高士

 

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