すぎなみ教育シンポジウム「地域と共にある学校 対話と協働と創造の教育を目指して」

 

ページ番号1007728  更新日 平成28年1月14日 印刷 

12月20日、勤労福祉会館ホールで、すぎなみ教育シンポジウム「地域と共にある学校 対話と協働と創造の教育を目指して」が行われました。

写真:桃井第四小学校のキャラクター「マナ&ルル」

  • 写真の説明:右の写真は桃井第四小学校のキャラクター「マナ&ルル」です。応援に駆けつけました。

毎年、教育委員会では、家庭や地域、学校が目標を共有し、すぎなみの教育のこれからを共に考える機会として「すぎなみ教育シンポジウム」を開催しています。
今年度のテーマである「地域運営学校」(注)は、教育委員会が平成17年度に取組みを始めて10年目を迎え、区立小学校・中学校全体の約4割となる27校を指定するまでに広がった取組みです。

写真:分析結果の報告のようす

当日のシンポジウムは3部構成となり、第1部では、6月に教育委員会が行った「地域運営学校に関するアンケート調査」について、調査にご協力いただいている文教大学の金藤ふゆ子教授から、結果分析の中間報告の発表をしていただきました。

  • 写真の説明:右の写真は「地域運営学校に関するアンケート調査」分析結果の中間報告の様子です。
    「地域運営学校に指定された学校の児童・生徒は、自己効力感が高い」など、興味深い発表がありました。

写真:パネルディスカッションのようす

第2部のパネルディスカッションでは、5人の登壇者が、これまで地域運営学校との関わりのなかで感じた、子どもや子どもを取り巻く家庭・地域・学校の変化や、地域と共にある学校づくりを持続的に進めていくために必要なことを話し合いました。会場からも「私の地域の学校自慢」について発言があるなど、地域全体で学校を支えようとする意識の高さが伺えました。

  • 写真の説明:右の写真はパネルディスカッションの様子です。
    持続可能な「地域と共にある学校づくり」には、『継承』と『発展』が必要との意見がありました。

写真:講演会のようす

第3部では、NHK大河ドラマの時代考証を数多く担当し、高井戸小学校の学校運営協議会会長でもある東京学芸大学の大石 学教授が「江戸の教育システムに学ぶ」をテーマに、江戸時代の文化の背景にあった国民への教育の普及・進展について、当時の外国人が見た日本の様子などの視点を交えながら講演を行いました。

  • 写真の説明:右の写真は大石 学教授の講演会の様子です。
    当時の文献を引用しながら江戸時代の国民教育の普及の様子について、貴重なお話を伺いました。

シンポジウムの講演録及び地域運営学校の成果検証調査の報告書は、今年3月に発行する予定です。

教育委員会では、今後も「共に学び共に支え共に創る教育」を目指し、地域と共にある学校づくりへの取組みを進めていきます。

(注)地域運営学校は、地域住民や保護者等が、合議制の機関である学校運営協議会を通じて、設置される学校であり、地域住民や保護者などが、合議制の機関である学校運営協議会を通じて、一定の権限を持って学校運営に参画し、教育委員会、校長と責任を分かち合いながら学校運営に携わることで、地域に開かれた信頼される学校づくりを進める仕組みです。

 

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