西荻センターまつりに行ってきました(令和5年5月15日)

 

ページ番号1087708  更新日 令和5年5月15日 印刷 

「すぎラボ」は、杉並区で子育て中のママライター、パパライターによるコンテンツです。

3年ぶりの復活です。
子どもも大人も参加できる地域のおまつり、西荻センターまつりが3月5日(日曜日)に開催されました。会場となった西荻地域区民センターの当日の様子をご紹介します。

久々のセンターまつり

建物の改築、そして新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3年間中止していたセンターまつり。以前は3月の第1土曜日・日曜日の催しでしたが、今回は日曜日の1日かぎりのおまつりです。

久々の再開に、ひときわ熱い想いを抱いていたのは、この催しを企画した西荻地域区民センター協議会の方々だったと思います。会長の佐藤さんは「今年こそ、地域のみなさんがふれ合えるセンターまつりを行いたい。子どもたちが喜ぶ顔を見たい。」と話していました。そして、出演・出展団体を一般公募により決定し、地域のみんなで創るまつりを目指しました。

イベント盛りだくさん

すぎなみアニメキャラクター「なみすけ」と一緒に写真を撮るコーナーは、子どもを連れたお父さんお母さんも含め、列をなして待つほど大人気。そのほかのイベントからいくつかご紹介します。

小学生・中学生の演奏会

中でも目を引いたのは、小学校や中学校の生徒による演奏会でした。
ホールでは、伝統芸能交流発表会が行われ、井荻小学校土曜クラブのお箏からスタート。そのあと、桃井第4小学校の井草囃子クラブや善福寺和太鼓クラブ、舞響太鼓 雅+高円寺さくらさくらと続き、和楽器の演奏を目から、耳から楽しむことができました。

子どもらによるお琴の発表会の写真
お箏の発表会

体育室では、井荻中学校、荻窪中学校、神明中学校の各吹奏楽部による演奏会が行われました。コロナ禍のため、観客を前にする演奏の機会が減ってしまった彼らですが、この日は日ごろの練習の成果が披露され、エネルギーはじける演奏に会場が華やいでいました。

井荻中学校吹奏楽部の演奏の写真
井荻中学校吹奏楽部の演奏

知っておきたい地域の活動

西荻窪・善福寺のサロンの紹介の写真
西荻窪・善福寺のサロンの紹介

地域には子どもから高齢者までさまざまな年代の人が暮らしています。
会場には、誰もが利用できるオープンサロンや子どもが楽しく過ごせる施設として、きずなサロンや善福寺プレーパークの会などの紹介コーナーがありました。


また、NPO法人西荻ぷれま委員会が子ども向けに、おもちゃを使った地図作りや指輪作りのワークショップを行っており、大盛況でした。

地域の小学校や施設をおもちゃや折り紙などで作成した立体地図の展示の写真
地域の小学校や施設をおもちゃや
折り紙などで作成した立体地図の展示
地図作りに子どもも大人も大賑わいの写真
地図作りに子どもも大人も大賑わい

こちらでは、親子でくつろげる場を運営している「子育てきずなサロン ぐーちょきぱぁ」の紹介もありました。気軽に情報交換などしながら親子でのんびり過ごしてほしいと、毎週火曜日に荻窪にて開催しています。

どうぶつ相談員によるワークショップ

クイズに答えながら、みんな真剣に勉強中の写真
クイズに答えながら、みんな真剣に勉強中

楽しみながら、動物について理解を深めることができるコーナーです。杉並どうぶつ相談員が出題するどうぶつクイズに子どもたちが次々と答えていきます。動物の生態や飼い方についてのQ&Aがメインプログラムだと、参加する前には思っていました。
しかし、クイズで楽しんだあとに相談員の方からショッキングなお話が。コロナ禍で日々の生活に癒しを求めて動物を飼う人が増えたのに、それに比例して、最期まで責任を持って飼えない事例も増えているというのです。「ペットも家族だよ。動物という生きるものの命の大切さを知ってほしい。」と子どもたちに熱心に語るくだりに、なにより私が胸を打たれました。

出張プラネタリウム

都内にはプラネタリウムの施設がいくつかありますが、子どもが騒いて周りに迷惑をかけてしまうのでは、と出かけるのをちゅうちょすることはありませんか。
地下1階の部屋では、身近な地域で星空や宇宙に親しめるようにと、移動式プラネタリウムによる投影が行われました。投影は4回で、各回とも整理券が配布されます。なお、土足のまま入場できないので、靴袋が必要です。
実際、会場には子ども連れの家族が多く参加していました。終了後の子どもの弾んだ声や親子で感想を話す様子が微笑ましく、プラネタリウムを初めて観た感動が伝わってきました。

運営スタッフの一コマ

収束の兆しがあるとはいえ、コロナ禍での3年ぶりの開催に、参加する人々のふれ合いと密を避ける取り組みの両立のため、運営スタッフは話し合うことが多かったと言います。西荻地域区民センター協議会の委員に、協議会のお手伝い募集に応えて集まった学生が加わり、一体となって活動しました。

学生ボランティアが担当していたのは缶バッジのコーナーです。お気に入りの写真から缶バッジを作ってもらえるコーナーには子どもたちが次々訪れます。最初は多少戸惑っていた彼らも、慣れてくると対応もスムーズになり、缶バッジを渡しながら話しかけたり、答えたりと笑顔でコミュニケーションをとっていました。

ある学生ボランティアは、「自分の学校の文化祭は、一般の方に来てもらえるようにはなっていない。このようなまつりが段々とできるようになれば、自分たちもできるかもしれない。今回の経験を、自分たちの文化祭に生かしたい。」と話していました。

地域区民センターとは

おまつりの会場となった地域区民センターとは、区内に7カ所あり、地域の人々がふれ合い、個々や団体の活動を広げ、コミュニティを作る場所として誰もが利用できる施設です。
各センターにおいて地域の特色を生かした活動を行っていますので、暮らしている地域にあるセンターの行事に注目してみてはいかがでしょうか。

取材を終えて

地域のおまつりの意義は、世代や立場を越えて多くの人がふれ合い、そのなかでそれぞれの立場を理解し、世代間のギャップを解消して地域の一体感を生むことだと思います。参加する人も企画する人も、またやりたいと思えるようなおまつりがこれからも続いていくことを願います。

西荻地域区民センターでは、昨年6月に子どもを対象としたイベント「ちびっこまつり」が久々に行われ、今年も開催予定とのことです。詳細が決まりしだい、西荻地域区民センター協議会のホームページに掲載されます。お子さんと一緒に参加してみませんか。

すぎラボライター かおぽん

 

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