[体験談]日常的に一時保育に子どもを預けて心にゆとりを持つ(令和5年10月15日)

 

ページ番号1090183  更新日 令和5年10月15日 印刷 

「すぎラボ」は、杉並区で子育て中のママライター、パパライターによるコンテンツです。

赤ちゃんは日々ものすごいスピードで成長していきます。あまり手のかからない時期があったり、突然ぐずりが酷い時期が訪れたり…。パパママには、そういった急激な変化に心身が追いつかず、体力・精神的に辛い時期も訪れると思います。
自分1人でリフレッシュする時間が欲しい、ゆっくり仮眠を取りたい、思いっきり家事をしたい…。そういった思いを持ちながらも、それらは叶わないことだと諦めてしまっていませんか。
筆者はそれらの思いを叶える手段の1つとして、日常的に一時保育を利用して子どもを預けています。この記事では、その体験談をお届けします。

一時保育を利用しようと思ったきっかけ

私は現在育児休職中の母親で、生後9カ月の子どもを育てています。

一時保育を初めて利用したのは、子どもが生後5カ月になったばかりの頃。理由はリフレッシュや家事のためでした。
はじめは、育児休職中に子どもを夫以外の人に預けて自分がリフレッシュするという選択肢は全く頭にありませんでしたが、そのきっかけとなったのは、子どもの突然の変化でした。

子育てに少し慣れてきたと思っていた生後4カ月頃に、子どもが寝返りをマスター。成長を喜んだのも束の間、寝返りでうつ伏せになっては自分で寝返りがえりができず、疲れて大泣きするというのを1日中繰り返すようになってしまいました。
それと同時に夜泣きも頻回になり、私は睡眠不足と日中のつきっきり対応で心身ともにギブアップ。家事どころではない状態でしたが、育児だけをしていても今度は大人が生きていけません。夫は平日は仕事なので、できるだけ私がやらねばと思っても、家事育児全てを1人でやるには限界があります。

そこで、何かサポートしてもらえる行政サービスが無いかを調べて、一時保育と産後ヘルパーの2つを利用しました。結果的に私の生活スタイルには、一時保育で子どもと物理的に離れる方が合っていたので、そのまま一時保育を継続利用させてもらっています。

預け先施設や利用方法

杉並区には、一時的に子どもを預けることができる施設が複数あります。通院や冠婚葬祭等の理由がなくても、リフレッシュのために利用できるものが大半です。
また、利用料の支払いには杉並子育て応援券が使えます。これが利用のハードルを下げてくれた大きな要因です。
対象年齢や利用方法は各施設によって異なりますが、ここでは私が実際に利用した高円寺南保育園(私立)の一時保育室を例にご紹介します。

事前面接(要予約)

高円寺南保育園の一時保育室では、生後3カ月の子から預かってもらうことができ、利用前に必ず事前面接(要予約)が必要になります。
保育士さんにどんな目的で実施される面接なのか伺ったところ、「毎日継続してお預かりできないこと、また0~5歳の年齢の異なるお子様を一緒に保育するので、安全な保育のため、事前にお子様の状態を把握する目的で必ず実施しています。」と仰っていました。

利用予約

利用希望日の1カ月前の応当日(応当日が休・祝日の場合はその前日)から申し込みができます。
私がこれまで数カ月間利用してきた所感として、平日は比較的希望どおり予約が取りやすいです。保育士さんに伺った予約の取りづらい時期・日程は、「幼稚園児の長期休み(夏・冬・春休み)」と「土曜日」。特に土曜日は、予約開始日に満枠になってしまうことがほとんどだそうです。満枠の場合は、キャンセル待ちをすることも可能です。

当日の流れ

当日は指定された持ち物と記入した申請書を持参して向かいます。
私が感動したのは、申請書の理由欄に予め「リフレッシュ」という項目があったことです。初めて一時保育を利用する時の、一体誰に対してなのかわからない罪悪感がそれによって和らぎました。

一時保育申込の写真
一時保育申込書

受付で申請書を基に保育士さんと子どもの状態を確認し合い、子どもを預けて、その場を去ります。あとは終了時間に合わせてお迎えに行き、支払いを済ませて完了です。

実際に利用してみて

保育室はどんな環境?

保育室は大きな窓もあり明るい印象で、天井から吊るされたモビールやオモチャがたくさんあります。
一時保育の子どもが利用するトイレやオムツ替え台にも清潔な印象を受けます。

保育室の様子の写真
保育室の様子
段ボールハウスやキッチンの写真
段ボールハウスやキッチンもあります
お手洗いの写真
お手洗いの様子

子どもの様子はどうだったか?

保育士さんと相談して初回は慣らしで2時間預け、その後は子どもの様子を見て預け時間を調整しています。
人見知りが始まっていたこともあり、最初の1~2回はミルクを飲まずに長時間泣いたり、保育士さんの抱っこから降りて遊ぶことができなかったりした我が子でしたが、3回目以降は徐々にミルクが飲めるようになったりお昼寝ができるようになりました。5~6回目からは、入室後すぐに腹這いでご機嫌にオモチャ遊びができるようになりました。毎回何かしら刺激を受けて、成長して帰ってきます。

自分の様子はどうだったか?

初めて子どもを預けて保育園を出た時は、自分の身体の軽さに驚きました。常に頭のどこかで「子の命を守らねば」と気を張っていたものが緩むせいか、肩がとっても軽い。預けている間は、早足で日用品の買い物や用事を済ませたり、音を気にせず掃除機をかけて家事をしたり、無心で離乳食のストック作りをしたり、たった数時間でもあらゆる作業が捗りました。普段子どもと一緒だとなかなかできない洋服の試着なども叶います。
数時間離れた後に再会する我が子のかわいさはまたひとしお。お迎え時にいただける保育状況メモには、保育士さんが当日の子どもの様子を書いてくださるので、それを読むのも楽しみの一つです。

編集後記

私は一時保育を週1日3時間程度、日常的に利用し始めてから、心にゆとりを持つことができています。このペースだと杉並子育て応援券がすぐ無くなってしまうため、急いで有償の子育て応援券を追加購入しました。
パパママも子どもも、家族全員が幸せに過ごすための一つの手段として、一時保育の利用はとても有効だと感じます。今すぐ利用予定がない方も、予めお近くの施設を調べてすぐ利用できる状態にしておくと、いざという時スムーズに利用開始できるのでおすすめです。

すぎラボライター サニー

 

取材協力

高円寺南保育園 一時保育室
住所 杉並区高円寺南4-44-11 3階(高円寺南保育園 内)
電話 03-3315-1378

 

このページに関するお問い合わせ

子ども家庭部管理課庶務係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0686