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更新日 : 2025年4月1日

男性HPV感染症予防接種の費用助成

杉並区では、令和7年4月1日から、任意で行う男性のHPV感染症予防接種について、費用の助成を開始しました。費用助成を受けられるのは、区内の契約医療機関です。

目次

ヒトパピローマウイルス感染症とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。

HPV感染症予防接種について

使用するワクチンと接種方法

4価ワクチンを使用します。国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類がありますが、そのうち男性への接種が承認されているのは4価ワクチン(商品名:ガーダシル)のみです。

接種量は1回0.5ミリリットルを3回筋肉内接種します。
【標準的な接種間隔】
2か月の間隔をおいて2回行った後、1回目から6か月の間隔をおいて3回目を接種します。
【標準的な接種間隔を取ることができない場合の接種間隔】
1か月以上の間隔をおいて2回行った後、2回目から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種します。

効果

男性がワクチンを接種することで、肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。

副反応

HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。まれですが、重い症状が起こることがあります(注)。ワクチンとの関係が不明なものも含めて、接種後の重篤な症状としての副反応の報告は、接種者1万人あたり、4価ワクチンは2価ワクチン(サーバリックス)と合わせて約5人です。
痛みや緊張等によって、接種直後に一時的に失神や立ちくらみ等が生じることがあります。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることができる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください。
(注)重いアレルギー症状:呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)、神経系の症状:手足の力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下・急性散在性脳脊髄炎(ADEM)等

区の公費助成について

助成の対象者 接種日当日、杉並区に住民登録がある小学6年生~高校1年生に相当する年齢の男性。
令和7年度は、平成21年(2009年)4月2日から平成26年(2014年)4月1日生まれの方。
助成額と助成回数
  • 4価HPVワクチン全額助成(無料)
  • 助成回数は3回まで
(注)任意接種のため他区市町村では費用助成は受けられません。
接種の手順
  1. 母子健康手帳をご持参の上、杉並保健所保健予防課の窓口にご来所ください。または母子健康手帳をお手元にご用意の上、電話でお申し込みください。
  2. 予診票が届いたら契約医療機関へ予約し、接種日当日は、区発行の予診票、母子健康手帳と住所(杉並区民であること)を確認できるもの(例:義務教育就学児医療証、高校生等医療証等)を必ず窓口にご提示ください。
接種場所 杉並区内の契約医療機関
男性HPV感染症予防接種契約医療機関一覧は予防接種契約医療機関一覧をご確認ください。

予防接種を受けるときの注意点

予防接種は体調の良いときに受けてください。不明な点がある場合は、接種を受ける前に医師へ相談してください。

予防接種を受けることができない方

  1. 明らかに発熱(37.5℃以上)している方
  2. 重い急性疾患にかかっている方
  3. 当該疾病に係る予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方
    「アナフィラキシー」:通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応です。
  4. その他、かかりつけの医師に予防接種を受けないほうがよいといわれた方

予防接種を受ける際に、医師とよく相談しなければならない方

  1. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患のある方
  2. 過去に予防接種で接種後2日以内に発熱、全身性発しんなどのアレルギーを疑う症状のみられた方
  3. 過去にけいれん(ひきつけ)をおこしたことがある方
  4. 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある方もしくは近親者が先天性免疫不全症である方
  5. 予防接種の接種液成分に対し、アレルギーがあるといわれたことのある方(ワクチンの製造過程において、培養に使う卵の成分、抗生物質、安定剤などが入っているものがあります。)

(注)主治医がいる場合は、必ず事前に受診し、予防接種を受けて良いか判断してもらいましょう。
別の医療機関で受ける場合は、主治医から診断書(または意見書)を受け取ってから予防接種を受けるようにしてください。

接種後の注意

  1. 接種後30分程度は、アナフィラキシーが起こることがありますので、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
  2. 接種後に高熱やけいれんなど異常が出現した場合は速やかに医師の診察を受けてください。
  3. 接種後4週間は体調に注意しましょう。また、接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は医師にご相談ください。
  4. 接種後、種類の異なるワクチンを接種する場合には、予防接種法で定められた間隔をあける必要があります。接種間隔は接種した翌日から数えてください。
  5. 接種当日の激しい運動はさけてください。

予防接種健康被害救済制度

予防接種による健康被害救済制度

お問い合わせ先

杉並保健所保健予防課 

〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号

電話番号:03-3391-1025

ファクス番号:03-3391-1927

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