[無事成功] ワーママ1年目の赤ちゃんのあたまの形矯正レポート(令和4年5月1日)

 

ページ番号1072949  更新日 令和4年5月1日 印刷 

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長くじれったい妊娠生活と地獄のような睡眠不足に悩まされた新生児期を終え、「少し気持ちが楽になってきたかも…?」と思った矢先、ふとわが子を見てこう思った人はいませんでしょうか。
「あれ?私の赤ちゃん頭歪んでない?」
筆者はしばらくは自分の中で生まれたこのモヤモヤを無理やり沈めていました。しかし、低月齢の頃に医師に頭の歪みを指摘され、悩みに悩んだ結果、生後5カ月からヘルメットによる頭の形矯正を施すことを決意しました。その後1歳3カ月で使い古したヘルメットを外し、無事丸い頭を手に入れた息子の記録をご紹介します。
こんな方はぜひこの記事をご参考ください。

  • わが子のあたまの形が気になっているがどんな手段があるかわからない(そもそもヘルメット矯正治療って何?)
  • ヘルメット矯正治療を始めたのでどんな注意点があるか事前に知りたい
  • ヘルメット矯正治療を始めたが保育園に預けるのが不安だ

ヘルメット治療を始めたきっかけ

もともとあった違和感

筆者の息子の場合は、生まれたその時から既に頭が歪んでいるなという印象がありました。上から見ると平行四辺形のような形になっており、右側頭部が平になっているせいで右方向の向き癖が出ていました。少し気になってはいたのですが、成長すると歪みがとれるという可能性もあると聞いていたので、生後1カ月くらいからは頭の歪み矯正用の枕を購入し使用していましたが、対応はそれにとどめていました。

医師2人に薦められ矯正治療開始を決意

矯正枕を使用しても頭の歪みは結局ほんの少ししか直りませんでした。とはいえ、「頭のかたち位少々歪んでいても個性かな」くらいに思っていたのですが、予防接種に訪れた小児科と4か月健診で、「このままだと治らない可能性がある。あたまの形の歪みは体のバランスに影響を及ぼし、将来歯並びや頭痛・肩こりの原因になる可能性もある」とアドバイス頂き、ヘルメットによる頭の形矯正治療を決意しました。

治療開始までの流れ

専門医の紹介

まずはヘルメット治療開始をアドバイス頂いた小児科医師に専門医への紹介状を書いてもらいます。紹介先の専門医は病院やヘルメットのメーカーごとに複数ありましたので、事情に合わせて選ぶことができました。その後は自分で専門医側に初診予約をします。専門医は大きな病院であることが多いので予約がとりづらい一方で、頭の形矯正は1日でも早く開始することが良いとされています。ですのでできるだけ都合をつけて、早めの日程で初診予約をした方が良いです。筆者の場合は紹介状を入手してから1週間程度で初診予約ができました。

ヘルメット作成

専門医に頭の形矯正の必要性等を診断頂き、治療開始が決断できたらヘルメットを作成します。
このヘルメットはオーダーメイドです。ですので医療用機器にて頭の形をスキャンした後、スキャンデータをもとにヘルメットを作成する必要があります。もちろん時間がかかります。筆者の場合はスキャンした日から2週間程度かかりました。
また、このオーダーメイドヘルメットの購入はお金が必要です。ヘルメット矯正治療は保険適用外なので、令和4年現在では大体50万円前後の費用がかかります。高額ですので「頭の歪みは本当に矯正が必要なレベルなのか」「矯正しないとどうなるのか」ということを医師と納得するまでお話するのが良いかと思います。(歪みの程度によっては矯正不要となることもありえるそうです。)

ヘルメット治療を開始してぶつかった問題

保育園への協力のお願い

筆者は杉並区内の某保育園に息子を預けています。ヘルメット治療では1日、23時間の着用が目標とされています。これを達成するには、保育園側の協力が不可欠です。
息子がヘルメット治療を開始した時点では、通っている保育園ではヘルメット治療の前例はありませんでしたので、保育園側への丁寧な説明が必要でした。ヘルメット矯正の理由、ヘルメットの扱い方、治療終了目安…
幸運にも筆者の場合は保育園側にご協力いただけたおかげで、保育園内でのヘルメット着用ができることになりました。但し保育園によって対応が分かれることもあるそうですので、ヘルメット治療の可否は保育園側へ確認した方が良さそうです。

専門医への通院(筆者の場合は月に1回)

ヘルメット治療を開始すると、治療経過とヘルメットのフィット具合の確認のために定期的に通院することになります。筆者の通っていた病院は杉並区外でしたのでやや遠く、治療のためとは言え定期通院の時間を捻出するためのさまざまな調整はやや負担でした。
息子を保育園に預け、重そうなヘルメットまでかぶらせ、自分は仕事に追われ、ようやく作った時間で満員の中央線に揺られて病院に向かう…自分のやっていることが本当に正しいのか、自問自答を繰り返していました。

おわりに

この記事を執筆している時点では、息子のヘルメットによる頭の形矯正は約10カ月の治療期間を経て無事完了しています。さまざまな方にご協力頂き、本人も頑張った結果、健康に影響が無い程度まで頭の歪みを矯正することができました。
最近ヘルメット矯正をしている赤ちゃんを見かけることが増えたように思いますが、まだまだ新しい治療のため治療開始を迷っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。この記事はそういった方の背中を押すものでも止めるものでもありませんが、実際に治療を行った例の1つとして、何かの形で参考になることを祈っています。

すぎラボライター えりぱか

 

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