荻外荘の刊行物

 

ページ番号1042920  更新日 令和3年6月30日 印刷 

文化財シリーズ48 諸家追憶談

 杉並区教育委員会は、文化財シリーズ48として「近衞文麿内閣関係者が語る 諸家追憶談(しょかついおくだん)」を刊行しました。
 この本は、国指定史跡「荻外荘(近衞文麿旧宅)」を復原整備していくに当たって締結した「杉並区と公益財団法人陽明文庫との交流に関する覚書」に基づき、かつて「荻外荘」にあった貴重な資料の共同調査をする中で、近衞文麿を追憶した資料をまとめ、成果の一部として刊行するものです。
 近衞家は、中臣鎌足や藤原道長にまで行き着く名家で、一千年の歴史の中で蓄積された資料は、京都にある陽明文庫で保管されています。
 「諸家追憶談」に収録された資料は、これまで、国立国会図書館でマイクロフィルムが公開され、研究者の関連著述に引用されるなどしてきましたが、活字化して刊行するのは初めてのことです。「諸家追憶談」には、若槻礼次郎、岡田啓介、東久邇宮稔彦王、吉田茂など首相経験者だけでなく、近衞内閣関係者20人以上の証言がまとめられています。特に、第一次近衞内閣の大蔵次官で、学習院の学友であった石渡荘太郎は、学生時代の近衞の興味深い思い出を語っています。
 刊行に当たっては、研究者だけでなく、多くの方に手に取っていただけるよう、読みやすさを考慮して漢字を新字体に改め、新書版にするなど、これまでの報告書のようなスタイルを一新しています。ぜひお買い求めください。なお、本書の売り上げは全て「荻外荘」の復原整備に活用されます。
 お近くの区立図書館でも配架しています。

販売場所

  • 杉並区役所1階 コミュかるショップ(令和3年7月1日より販売)
  • 杉並区役所2階 区政資料室
  • 区立郷土博物館 本館
  • 区立郷土博物館 分館
文化財シリーズ48
文化財シリーズ48
近衞文麿内閣関係者が語る 諸家追憶談 1冊800円

文化財シリーズ46 国指定史跡 荻外荘(近衞文麿旧宅)

文化財シリーズ46 国指定史跡 荻外荘(近衞文麿旧宅)
文化財シリーズ46 
国指定史跡 荻外荘(近衞文麿旧宅) 1冊1,000円

 荻外荘を詳しくご紹介する冊子「文化財シリーズ46 国指定史跡 荻外荘(近衞文麿旧宅)」を刊行しました。

販売場所

  • 杉並区役所2階 区政資料室
  • 区立郷土博物館 本館
  • 区立郷土博物館 分館

「荻外荘」と近衞文麿

国史跡指定特別展「荻外荘」と近衞文麿
国史跡指定特別展「荻外荘」と近衞文麿 1冊400円

 平成28年4月・5月に郷土博物館で国史跡指定記念特別展「『荻外荘』と近衞文麿」を開催したときの図録です。

販売場所

  • 杉並区役所2階 区政資料室
  • 区立郷土博物館 本館
  • 区立郷土博物館 分館

関連施設

 

このページに関するお問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習推進課文化財係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表) ファクス:03-5307-0693