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更新日 : 2026年3月15日

妊婦の定期予防接種(RSウイルス感染症予防接種)

令和8年4月1日から、妊婦の方を対象としたRSウイルス感染症の定期予防接種を開始します。

目次

実施概要

対象者

令和8年4月1日以降の接種日時点で、杉並区に住民登録がある妊娠28週0日~36週6日までの妊婦の方。

  • 過去の妊娠時にRSウイルス感染症予防接種を受けた方も対象です。
  • 接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師に相談してください。

接種回数

妊娠ごとに1回

接種場所

東京23区、三鷹市、武蔵野市の契約医療機関

予防接種予診票の交付

令和8年4月1日以降は、妊娠届出の際交付します。

杉並区へ転入した妊婦の方へも、妊婦健康診査受診票等と併せて交付します。(地域子育て支援課母子保健係又は各保健センター)

  • 令和8年3月末までに妊娠届出をした対象の方へは、保健予防課から3月下旬以降順次郵送しますので到着をお待ちください。
  • 予防接種当日に杉並区に住民登録がある方が杉並区の予診票を使用できます。
  • 杉並区外へ転出する場合、転出日(他区市町村へ転入した日)以降は杉並区の予診票は使用できません。

予防接種予診票の再交付

破損や紛失などの場合は、妊婦の定期予防接種予診票再交付申請書から予防接種予診票の再交付申請をしてください。

RSウイルス感染症とは

RSウイルスは特に小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウイルスで、1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が、少なくとも1度は感染するとされています。感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。2010年代には、生後24か月未満の乳幼児における年間のRSウイルス感染症発生数は12万人~18万人であり、3万人~5万人が入院を要したとされています。また、入院例の7%が何らかの人工換気を必要としたとする報告もあります。
RSウイルスの流行には季節性があり、新型コロナウイルスの流行以前は秋冬に流行が見られましたが、近年は夏に流行がみられています。接触・飛沫感染により伝播するため、手洗いや手指衛生といった基本的な感染対策が有効です。治療は症状に応じた治療(対症療法)が中心で、重症化した場合には酸素投与、点滴、呼吸管理などを行います。

母子免疫ワクチンとは

生まれたばかりの乳児は免疫の機能が未熟であり、自力で十分な量の抗体をつくることができないとされています。母子免疫ワクチンとは、妊婦が接種すると、母体内で作られた抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、生まれた乳児が出生時から病原体に対する予防効果を得ることができるワクチンです。
RSウイルス感染症に対する母子免疫ワクチンとして組換えRSウイルスワクチン(ファイザー社のアブリスボ)があります。なお、組換えRSウイルスワクチンのうち、アレックスビー(GSK社)は母子免疫ワクチンとして用いることはできません。

ワクチンの効果

妊娠中にワクチンを接種することで、お母さんの体内で作られた抗体が赤ちゃんに移行し、RSウイルスによる発症や重症化を予防できます。

母子免疫ワクチンの効果
  生後90日時点 生後180日時点
RSウイルス感染による医療受診を必要とした下気道感染症の予防 6割程度の予防効果 5割程度の予防効果
RSウイルス感染による医療受診を必要とした重症下気道感染症(注)の予防 8割程度の予防効果 7割程度の予防効果

(注)医療機関への受診を要するRSウイルス関連気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4時間を超えるICUへの収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。

ワクチンの副反応

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシーがみられることがあります。
また、ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧の発症リスクは増加しませんでした。海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したという報告もあるものの、交絡因子等の影響の可能性があることから解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

主な副反応とその発現割合
発現割合 主な副反応
10%以上 疼痛(注)(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%)
10%未満 紅斑(注)、腫脹(注)
頻度不明 発疹、蕁麻疹

(注)ワクチンを接種した部位の症状添付文書より厚労省にて作成

予防接種を受ける前に

RSウイルス感染症の予防接種について、このページをよく読んで必要性や副反応について理解しましょう。気にかかることやわからないことがあれば、接種を受ける前に医療機関へお尋ねください。十分に納得できない場合は、接種を受けないでください。

予診票は、接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるご本人が責任をもって記入し、正しい情報を接種医に伝えてください。

予防接種を受けることができない方

  1. 明らかに発熱のある方(一般的に、体温が37.5度以上の場合を指します。)
  2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  3. 組換えワクチン(アブリスボ)の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな方
  4. その他、医師が不適当な状態と判断した場合

予防接種を受ける際に、担当医師とよく相談しなくてはならない方

  1. 接種によって妊娠高血圧症候群の発症リスクが上がるという報告もあるため、妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方
  2. 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方
  3. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方
  4. 予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
  5. けいれんを起こしたことがある方
  6. 免疫不全と診断されている方や近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  7. 組換えRSウイルスワクチン(アブリスボ)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方

予防接種を受けた後の一般的な注意事項

  1. 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
  2. 入浴は差し支えありませんが、注射した部位を強くこすらないでください。
  3. 接種当日はいつも通りの生活をしてかまいませんが、激しい運動は避けましょう。
  4. 予防接種と同時に、別の病気が重なって現れることがまれにあります。接種後、身体に強い異常がみられたときは医療機関で診療をうけてください。

他のワクチンと同時接種・接種間隔

医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。
ただし、海外の知見で、百日咳菌の防御抗原を含むワクチンとの同時接種で、百日咳菌の防御抗原に対する免疫応答が低下するとの報告があり、接種間隔等については医師と相談してください。

予防接種健康被害救済制度

予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。
接種を受けたご本人及び出生した児が対象となります。制度の利用を申し込む時は、予防接種を受けた時に住民票を登録していた区市町村にご相談ください。

関連情報

お問い合わせ先

杉並保健所保健予防課保健予防係

〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号

電話番号:03-3391-1025

ファクス番号:03-3391-1927

お問い合わせフォーム

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