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更新日 : 2026年6月12日

杉並第一小学校移転先の旧河北総合病院解体工事について

目次

杉並第一小学校については、阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業などを活用し、旧河北総合病院跡地等へ移転する予定で、現在、新校舎の設計を進めています。新校舎建設工事については、現在行われている旧河北総合病院の解体工事完了後の令和9年1月に着手し、令和11年4月の新校開校を目指してきたところです。
しかし、令和7年3月、河北医療財団(以下、「医療財団」という。)から旧総合病院解体にあたり杭等の地下構造物を一部存置すること及び、存置した場合でも外部的要因により解体の工期が当初の予定の17か月から約5か月延びる旨の申し入れがありました。旧病院の解体工期が延びれば、新校の開校に遅れが生じることは避けられません。区はこの申し入れについて現在も医療財団と協議を継続している状況ですが、本件に対する区の考えや、この間の医療財団との協議状況等についてお伝えします。
なお、学校の工事開始時期や新校舎開校時期については現時点では未定ですが、決まり次第改めて保護者や地域の皆さまにお知らせしてまいります。

旧河北総合病院解体工事に関する区と医療財団の主な見解の相違点

  • 区は、旧河北総合病院解体工事における杭等の地下構造物の除去については、阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業施行協定書第7条第1項に基づき、医療財団が当面の土地利用に留まらず将来に渡って支障となる杭等の地下構造物を全て除去し、その費用を負担すべきと考えています。
  • また、医療財団が解体工事の遅れの原因として示すコロナ禍の経済への影響等の外部的要因は、今回のスケジュールに影響を与える事情とは言えないと考えています。
  • 旧河北総合病院解体工事に関する区と医療財団の主な見解の相違点は以下のとおりです。

【阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業 施行協定書 第7条第1項】
「現に土地を利用している者は、前条の規定による除去の対象となるもの以外の土地利用に支障となる障害物(杭、コンクリート等構造物、ダイオキシン類、油分等)が存する場合は、すべての物質について除去し、その費用を負担する。」

旧河北総合病院解体工事に関する区と医療財団の主な見解の相違点
  区の見解 医療財団の見解
施行協定書第7条第1項の解釈 現に土地利用している者(医療財団)が、杭等の地下構造物を全て除去し、その費用を負担することを定めている。 病院跡地は小学校の移転改築先としての利用を想定しており、小学校建設の支障とならない障害物の除外まで要求していない。

周辺地盤の
安定性

杭等を全て除去したとしても地盤の強度が著しく低下するとは言い切れず、除去後の埋め戻しを適切に行うことで強度は確保できる。

学校建設に支障のない杭まで撤去することは、将来、隣接道路及び近隣住宅地域に地盤沈下を発生させる恐れがあり、近隣住民や近隣住宅の安全性をおびやかす可能性がある。

土地評価 杭等の地下構造物が存置された場合には、土地の価値は当然に下がる。
この点については不動産鑑定士に確認をしている。
小学校建設のための土地として用途が確定しており、その小学校建設に「支障がなく」さらには「地盤の安定に資する」杭等の存置が、「当然に」価値を下げるといえるだけの確たる根拠はない。
工期の延伸 医療財団が示す外部的要因はいずれも、医療財団による病院移転改築工事の工期の変更などを踏まえ全体工事スケジュールの変更を行った令和6年8月以降、新たに発生したことではなく、今回のスケジュールに影響を与える事情とは言えない 解体遅れは多分に外部的要因による(コロナ禍の経済への影響、ウクライナ侵攻、円安の急激な進行、深刻な人手不足、人件費及び資材の高騰、猛暑日の増加による労働者への配慮等)。外部的要因により具体的な解体工事のスケジュールに影響が生じるまでの間には、ある程度の時間差があるのは当然。

旧河北総合病院解体工事をめぐるこれまでの経緯

令和7年3月に医療財団から総合病院解体工事における地下構造物等の一部存置及び工期延伸の申し入れがなされて以降、区と医療財団間で以下の通り協議や文書でのやりとりを重ねています。

旧河北総合病院解体工事をめぐるこれまでの経緯
日付 協議概要等
令和7年3月4日 医療財団から区に旧河北総合病院の地下構造物等の存置と解体工期の延伸に関する申し入れ
3月28日 第28回阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業施行者会 開催
(医療財団から病院解体工期及び地下構造物等の撤去に関する報告)
4月4日 区長・医療財団理事長対談
(区長から解体に関する懸念と区の考え方に関する事項の申し入れ)
5月1日 区から医療財団に対し、文書「河北総合病院解体工事に係る申し入れ」提出
「河北総合病院解体工事に係る申し入れ」(PDF:428KB)
5月12日

第29回阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業施行者会 開催

(医療財団から解体工事スケジュールの遅延に関する説明)

5月20日 医療財団から区に対し、文書「「河北総合病院解体工事に係る申し入れ」についてのご回答」提出
「「河北総合病院解体工事に係る申し入れ」についてのご回答」(PDF:676KB)
5月28日 第30回阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業施行者会 開催
(医療財団から解体工事スケジュールの遅延に関する報告)
6月6日 医療財団による「河北総合病院分院解体工事説明会」 開催
6月13日 区から医療財団に対し、文書「「河北総合病院解体工事に係る申し入れについてのご回答」に対する見解等」提出
「「河北総合病院解体工事に係る申し入れについてのご回答」に対する見解等」(PDF:712KB)
6月27日
  • 第1回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
  • 学校関係者への説明
    (区から杉一小改築検討懇談会委員に対し、この間の経緯と区の考え方を説明)
7月4日 第2回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
7月14日 医療財団から区に対し、文書「令和7年6月13日付け「7杉並第15406号」に対するご返信」提出
「令和7年6月13日付け「7杉並第15406号」に対するご返信」(PDF:8,752KB)
7月15日 第3回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
7月29日 第4回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
8月8日 第5回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
8月26日 第6回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
8月29日 医療財団による「河北総合病院本院解体工事説明会」 開催
9月2日
10月7日 第7回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
10月30日 医療財団から区に対し、文書「河北総合病院の解体工事について」提出
「河北総合病院の解体工事について」(PDF:607KB)
11月26日 第31回阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業施行者会 書面開催 
(令和8年度予算要望(概算)について議決)
11月29日 区による「杉並区まちづくり条例に基づく杉並第一小学校の改築にかかる近隣関係住民説明会」開催
【杉並第一小学校の改築にかかる住民説明会(令和7年11月~)】
令和8年1月16日 医療財団から区に対し、文書「河北総合病院の解体及び撤去の計画について」提出
「河北総合病院の解体及び撤去の計画について」(PDF:3,309KB)
1月22日 第8回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
1月30日 区長・医療財団理事長対談
(区長から旧病院解体工事に関する区の考え方と今後の対応について申し入れ)
2月27日 杉並区議会第一回定例会総務財政委員会において「旧病院の解体工事等に関する区の考えと今後の対応について」報告
「旧病院の解体工事等に関する区の考えと今後の対応について」(PDF:512KB)
3月4日 第9回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
3月24日 区から医療財団に対し、文書「旧河北総合病院の解体工事に関する区の考えと今後の対応について」提出
「旧河北総合病院の解体工事に関する区の考えと今後の対応について」(PDF:229KB)
3月25日 第32回阿佐ケ谷駅北東地区土地区画整理事業施行者会 開催
令和7年度収支決算案(案)および令和8年度収支予算(案)についての議決
3月31日 第10回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
4月27日 第11回実務者意見交換会 開催(区・医療財団)
5月21日 医療財団から区に対し、文書「杉並区のご見解と対応について」提出
「杉並区のご見解と対応について」(PDF:594KB)
6月10日 区から医療財団に対し、文書「「杉並区のご見解と対応について」に対する見解について」提出
「「杉並区のご見解と対応について」に対する見解について」(PDF:246KB)

(注)実務者意見交換会とは、当面の土地利用の支障となる地下構造物等の範囲等について、区と医療財団で協議を行う場を言う。
(注)添付文書のうち、個人名や会社名に関する記載はマスキングしています。

今後の区の対応

  • 区と医療財団の協議は平行線をたどっており、区はこれ以上協議が長引くことにより、学校の開校時期がさらに遅れることを避けるために、地下構造物等が存置された場合は、存置に係る賠償請求を含む一切の権利を医療財団に対して行使することを留保した上で、学校建設の支障となる地下構造物等が確実に除去された状態で、新校舎建設用地の引き渡しを受けることを考えています。
  • そのうえで、地下構造物等が存置されると土地の価格が下落するとの意見を不動産鑑定士から得ていることから、この土地価格の下落分等の区の損害に対して、医療財団に金銭による補償を求める考えです。
  • また、この土地の引き渡し時に存置される地下構造物等の取扱については、今後、学校関係者及び地域の皆さまの意見を伺いながら決めてまいります。
  • このほか、旧病院解体工事の工期延伸に伴い追加で発生する賃借料やその他、区の損害についても、医療財団にその支払いを求める考えです。

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お問い合わせ先

【病院の対応に関すること】
政策経営部企画課事業調整担当
電話番号 03-3312-2111
ファクス番号 03-3312-9912

【学校建設に関すること】
教育委員会事務局学校運営課教育施設計画係
電話番号 03-3312-2111
ファクス番号 03-5307-0692

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