杉並区中学生レスキュー隊発足式及び第一回合同訓練

 

ページ番号1000045  更新日 平成28年1月14日 印刷 

杉並区中学生レスキュー隊は、中学生の防災意識や地域貢献意識の向上を図ること目的として、平成17年度から編成されています。7月5日には、平成27年度杉並区中学生レスキュー隊発足式及び第一回合同訓練を阿佐ヶ谷中学校で実施しました。

写真:D級ポンプを使用した放水訓練の様子

発足式では、代表生徒による決意表明が行われました。「日頃から他の生徒の先頭に立ち、中学生の防災意識を高めるきっかけをつくります。」と、頼もしい言葉が聞かれました。その後、教育委員会事務局次長から各校の中学生レスキュー隊1年目の代表生徒に隊員用帽子が授与されました。

  • 写真の説明:右の写真はD級ポンプを使用した放水訓練の様子です。
    消火活動で使用するポンプを使用し、実際の放水時の圧力を体験しました。

写真:車いすを使用した傷病者搬送訓練の様子

合同訓練では、傷病者搬送、AED操作、D級ポンプを使用した放水訓練の他に、今年度から新たに東京ガス株式会社のご協力を得て、ガス復旧操作訓練を実施しました。

  • 写真の説明:右の写真は車いすを使用した傷病者搬送訓練の様子です。
    傷病者の車いすへの乗せ方、搬送方法や、思いやりを持って搬送する大切さを教わりました。

ガス復旧操作訓練では、「ガスマイコンメーター」について学びました。「ガスマイコンメーター」は、区内のほぼ全戸に設置されていて、震度5程度の地震を感知すると自動的に停止します。東日本大震災の時には、区内の各所で確実に作動し、安全が確認されました。

しかしながら、自宅のメーターが初めて作動し、復旧のできないお宅や高齢者の単身世帯から、区の防災課へ多数のお問い合わせがありました。

写真:ガス復旧操作訓練の様子

「ガスマイコンメーター」は単純な器具ですが、ご高齢の皆さんには、復旧することが難しいことが解った事例となりました。そこで、東日本大震災の教訓として、メーターの復旧作業を中学生が体験し覚えることは、自宅や祖父母宅、更に、ご近所の役に立つと考えました。

訓練中、生徒達は真剣に話を聞き、ガス復旧について理解を深めていました。

  • 写真の説明:右の写真はガス復旧操作訓練の様子です。
    震災発生時など、ガスの供給が止まった時の復旧方法について教わりました。

杉並区中学生レスキュー隊は、これからも中学生らしい訓練を重ね、地域の方々と共に活動してまいります。

 

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