今から備えよう ストップ熱中症(6年5月15日、8月16日更新)
熱中症にご注意ください
厳しい残暑が続いており、屋内でも熱中症の危険性があります。熱中症の正しい知識を持ち、体調の変化に気を付けるとともに、周囲の人にも気を配り、みんなで熱中症を予防しましょう。
熱中症とは
高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。しっかり予防して、暑い季節を元気に過ごしましょう。
熱中症の症状
- 軽症:めまい、立ちくらみ、筋肉痛、こむら返り、大量の発汗、手足のしびれ、気分が悪い
- 中等症:頭痛、吐き気、体がだるい、集中力・判断力の低下
- 重症:意識がない、けいれん、高体温、呼びかけても反応が悪い
特に注意が必要です
高齢の方
暑さや水分不足に対する感覚機能や体の調整機能が低下するため熱中症になりやすく、症状が重症化しやすい傾向があります。また、暑さや喉の渇きを感じにくく脱水症状が進んでも気づかないことがあります。
水分を摂るときにむせやすい場合は、口の中の乾燥・唾液の分泌量の減少・舌や口の周りの筋肉の衰え等が考えられます。口の機能をアップする体操をお勧めします。むせや誤嚥(ごえん)の予防はもちろん、健康維持にもつながります。
- 高齢者のための熱中症対策リーフレット (PDF 1.5MB)
- よい歯健口(けんこう)体操リーフレット (PDF 988.9KB)
- よい歯健口(けんこう)体操動画(ユーチューブすぎなみ健康チャンネル)(外部リンク)
障害のある方
汗が出にくい方、体調が優れないときに自分から不調を伝えにくい方もいます。
障害のある方に向けて、それぞれの障害に応じた熱中症対策をわかりやすくまとめたリーフレットはこちらのホームページをご覧ください。
子ども
体温の調節能力が十分に発達していないことに加え、大人よりも地面からの熱の影響を受けやすいです。
子どもは知らず知らずのうちに熱中症になっていることがあります。大人との違い、子どもが抱える熱中症のリスク、子どもの特徴や行動を把握して、予防・対策をとりましょう。
熱中症予防のポイント
-
室内環境の調整:室温を小まめに確認し、エアコンや扇風機を上手に使いましょう。湿度が高いと更にリスクが高くなるため、除湿も効果的です。
-
水分の補給:室内でも屋外でも、喉が渇く前に小まめに水分補給をしましょう。
-
急に暑くなる日は注意:急に暑くなった日は、体がまだ暑さに慣れていないため、熱中症を起こしやすくなります。無理をせず徐々に暑さに慣れるようにしましょう。
-
外出時の対策:日傘や帽子を使い、小まめに休憩しましょう。
-
体力づくり・健康観察:日頃から栄養バランスの良い食事や運動で体力づくりを心掛けましょう。体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。病み上がりや寝不足など体調が万全でない時は、無理な運動は控えてください。
運動
夏の暑い時期は外に出て体を動かすことが難しく運動不足になりがちです。家の中でも隙間時間に運動して「熱中症に負けない」「夏バテしない」体をつくりましょう。
【ラジオ体操】
ラジオ体操は全身を使ってさまざまな動きをするため、脂肪燃焼、筋力アップ、血行促進などの効果があります。全国から投稿された楽しい動画を見ながら一緒にラジオ体操しませんか。
【フィットネス】
子どもや高齢の方を中心に、ご自宅等で気軽に楽しめるフィットネス動画を見ながら、「親子で」「仲間と一緒に」「一人で」楽しみながら健康増進を目指しましょう。
【すぎなみはつらつ体操】
区の理学療法士が高齢者の体力低下の予防のために「すぎなみはつらつ体操」を考案しました。家の中でできる体操です。
- 「すぎなみはつらつ体操」(リーフレット) (PDF 2.1MB)
- 「すぎなみはつらつ体操」で家の中でも健康的に!ストレッチ編(杉並区公式チャンネルユーチューブ)(外部リンク)
- 「すぎなみはつらつ体操」で家の中でも健康的に!筋トレ編(杉並区公式チャンネルユーチューブ)(外部リンク)
食事
熱中症に負けない体づくりのためにも1日3回の食事を大切に、夏が旬の野菜や果物をたっぷり食べて、より元気で楽しく充実した毎日をすごしましょう。
睡眠
夏場には、寝室の温度が28℃以下、湿度40~60%程度が適当な睡眠環境とされています。これに近い環境になるように、上手にエアコンなどを使いましょう。以下のサイトでは、よい睡眠がとれるコツがたくさん紹介されています。
- 楽しく学ぼう正しい睡眠 睡眠教室ムービー〔SMART LIFE PROJECT(スマート ライフ プロジェクト)ホームページ〕(外部リンク)
- 寝ても疲れがとれないなら要チェック!あなたの睡眠の質大丈夫ですか?〔SMART LIFE PROJECT(スマート ライフ プロジェクト)ホームページ〕(外部リンク)
対処法(熱中症かなと思ったら)
- 日陰など涼しい場所へ避難しましょう。
- 衣服を緩め、体(首の周り、脇の下、足の付け根など)を水や氷で冷やしましょう。
- 水分や塩分を補給しましょう〔嘔吐(おうと)の症状がある場合や意識がない場合は、無理に飲ませない〕。
- 症状が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
- 自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、周囲の人がすぐに救急車を呼びましょう。
【動画】予防法と対処法
YouTube杉並区公式チャンネル「すぎなみスタイル 令和4年7月15日号 熱中症に気を付けよう!知っておきたい予防法と対処法」で、熱中症予防のポイントや熱中症の対処法などを、保健師が映像でわかりやすくお伝えしています。なお、令和4年に作成した動画のため「熱中症警戒アラート」「涼み処」の運用が変更となっている点をご了承ください。
関連情報
熱中症予防に関する情報は、環境省の「熱中症予防情報サイト」や厚生労働省の「熱中症予防のための情報・資料サイト」をご覧ください。
PDFファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。お持ちでない方は、アドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウで開きます)からダウンロード(無料)してください。
このページに関するお問い合わせ
各保健センター
- 荻窪保健センター 電話:03-3391-0015 ファクス:03-3391-1926
- 高井戸保健センター 電話:03-3334-4304 ファクス:03-3334-4525
- 高円寺保健センター 電話:03-3311-0116 ファクス:03-3311-4871
- 上井草保健センター 電話:03-3394-1212 ファクス:03-3394-6330
- 和泉保健センター 電話:03-3313-9331 ファクス:03-3313-4384
杉並保健所健康推進課
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5丁目20番1号
電話:03-3391-1355(直通) ファクス:03-3391-1377