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更新日 : 2025年4月1日
防災について考えてみよう!(令和7年3月15日)
目次
2024年8月8日に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、気象庁から南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、南海トラフが動いたのでは?と心配になり、驚いた人も多いかと思います。そんな中、南海トラフでマグニチュード8~9クラスの地震が今後30年以内に起こる確率が80%程度と引き上げられました。
実際に起こるかどうかもわからないこと、と他人事のように思っている方も多いかと思います。
しかしいざ起きてしまってから、何もしていなかったでは困ることが多いと思います。まして子育て中の皆さんは、自分一人の行動だけではありません。普段から災害についてどのような行動をするべきか、家族で話し合いをしたり、いろいろシミュレーションしておくことが大事だと思います。
防災マップを活用してみよう!
防災マップをみたことがありますか?あるのは知っているけれど見たことがない方、はなからその存在も知らない方もいるかと思います。
今年の1月1日号の全世帯配布の広報すぎなみと一緒に配布されました。また区役所などでも設置されているので、見当たらない場合は持っておくと便利かと思います。杉並区役所のホームページにもありますが、いざ地震が起きた時に、通信環境などのインフラがどこまで機能しているかわからないので、紙で持っておくことも大事かと思います。
防災マップは、地震が起きた場合にどこに避難したらいいのか、給水拠点や防災関係機関など、どこに何があるのかが記されている大事なものです。見たことがない方も、確認のために見てみましょう。
避難所と避難場所の違い
地震が起きた、どこに逃げる?となった時、パッと思いつくのはテレビなどで避難している方の映像から、小学校などが思いつくかと思います。果たしてそれは正解なのでしょうか。
地震の後、大きな火災が発生した場合に逃げる場所は広域避難場所です。その後、生活をするために避難する場所が避難所です。杉並区の防災マップには、それをわかり易く区別するために、避難所とは書かれずに、震災救援所と表記されています。
小学校や中学校など、区内65カ所にある震災救援所
地震のため自宅で過ごすことが困難になった時、一定の期間、避難生活をする場所です。普段通っている公立の小学校や中学校です。住宅街にあるので、比較的どこかの場所が近くにあると思います。
井草森公園、上井草スポーツセンターなどの広域避難場所です。
公園やグラウンド、河川敷などの一定の広さがある場所です。
このような看板が立っています。
上井草スポーツセンターは広域避難場所として良いところだと思います。グラウンドの周りに厚いコンクリートの壁があり、周辺で火災が起きて、火災旋風(多くの火災時に起こる竜巻)が起きても大丈夫では、と思えるような作りです。
上井草スポーツセンターグラウンドの周り厚い壁
大きな火災が発生した時に逃げるのは広域避難場所
小学校や中学校は住宅街に多く、杉並区の火災などに巻き込まれやすいと思われます。それに比べ、大きな公園やグラウンドは、そのような心配が少なく、多くの人が避難することができる場所になっています。自分の逃げやすい施設はどこか、確認してみるといいと思います。
地震が起きたら
地震が起きたら、まず安全を確保。火を消す、という行為は大事と昔から言われていますが、確かに大事です。しかし、揺れている状況で移動は危険であるし、油や熱湯などがある場合は危険です。そして逃げ場を作るためにも、玄関や窓を開けましょう。両方とも無理のない範囲で行いましょう。
そして揺れが収まったら、もしかしたら今起きた地震が本震ではなく前震かもしれない。また、余震であってもまた大きいものが来る、ということを考え、家の中で広い場所に。大きな火災が発生した場合は、広域避難場所に移動しましょう。
地震について
私は東日本大震災の時、家から10分ほどのところにいて家にいませんでした。揺れが収まってから、急いで家に帰り家族に会いました。そして目についたパンやお菓子をカバンに詰めて、防災ヘルメットがなかったので自転車用のヘルメットをかぶり、防寒対策もして広域避難場所に移動しました。移動中に大きな余震がありましたが、広い道を通ったので危険なところはありませんでした。そこで大きな揺れが少なくなった頃に家に帰りました。家でもなるべく家族がいるのは広い場所で、固まって過ごすようにしていました。
私自身、地震が起こる、と言われていた地域出身のため、子どものころから地震の対策を教わってきました。子どもたちにもいろいろ教えたりしていますが、一番大事だと思うことは家族の安全です。地震が起きたときが家族がバラバラになっている時間帯だった場合、どこで合流するか。また家族が一緒にいる時間では、どうやって逃げるか。日々話し合うことが大事だと思います。
それも踏まえて、皆さんも家族で逃げる場所の確認、合流する場所の確認。そして時間によっては、対処が違うのでその確認など、いろいろとしてみるといいと思います。
いつ起こるかわからないけれど、そのうち起こると言われている大地震です。対策することが、家族の安全を守るために大事だと思います。
すぎラボライター かおぽん
お問い合わせ先
子ども家庭部管理課
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話番号:03-3312-2111(代表)
ファクス番号:03-5307-0686
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