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ページID : 19837
更新日 : 2025年3月17日
交通
目次
提案26 車利用からの転換を推進するため、徒歩や自転車の利用を促進するようなアプリを開発し、便利さ・楽しさを伝える
自転車で安全に走りやすく、歩いて楽しいルートがマップになっているアプリを開発する。坂道が少ない、木陰が気持ちいいなどの情報がわかり、みどりや歴史、季節の花を感じるルートを選べるなど杉並区らしさを出す。また、高低差のないモードや健脚モードなど、検索条件を変えて探せたり、駐輪場の場所や空き状況も分かったりするようにつくる。
提案27 自動車を使わないことが杉並を楽しむことにつながるポイント制度を設ける
自動車ではないゆっくりとした二酸化炭素排出量の少ない移動手段を選択し、移動距離に応じてポイントが貯まって、お得に感じられる制度を設ける。区内のグルメや商店街、杉並らしい個性的なお店、名所などの紹介や、参加者の交流の場づくり、ポイントを多く集めた人を表彰するなど、自動車を利用しないという行動が杉並を楽しむことにつながるようにする。
区の対応
今年度から実証実験を行っている「杉並区産MaaS(マース)」を活用し、他部署等と連携しながら以下のコンテンツを整備します。
- 歩きたくなる道や健康促進事業等をマップに表示することで、地域の魅力発信やイベント参加を促します。
- 商店等と連携し、ポイントやクーポン等のインセンティブ付与を検討します。
- シェアサイクル・自転車駐車場の満空情報等を表示します。
- 経路検索の結果にシェアサイクルの情報を表示し、杉並区産MaaSアプリ「ちかくも」で表示されるポート情報の画面から予約画面(アプリ)に遷移させます。
- 経路検索の際「環境にやさしい」、「健康によい」等移動の選択肢を推奨します。
- 「車移動と比較した際のCO2削減量」等をデータダッシュボード「PowerBI(パワービーアイ),Tableau(タブロー)」等を活用し可視化を検討します。
- 外出効果、経済効果、運賃以外のベネフィット、公共交通がもたらすソーシャルグッド等をレポーティングするために杉並区産MaaSアプリ「ちかくも」上の各機能のログデータを収集、抽出、加⼯します。
【関連した区の既存事業】MaaSの実証実験、AIオンデマンド交通の実証運行、自動運転技術の活用検討
提案28 車利用から自転車への切り替えを促す事業者の取り組みにインセンティブをつける
車から自転車通勤に切り替えた社員に対して通勤費を優遇するなど、自転車利用を促す事業者の取り組みを応援する。あわせて、営業車や配達車・バイクを自転車に切り替えた場合や、駐車場を駐輪場に変えた場合などに、区からの補助を検討する。
提案29 物流で使う自動車を減らすために、商用「車」から商用「X」に変化させる
物流で利用する自動車を減らすため、配送の効率化や再配達の削減、二酸化炭素の排出権取引の仕組みの導入などを事業者等に促し、自動車以外で業務利用しやすい自転車や電動スクーター、ドローンといった空中輸送などの新しい手段を普及させる。市場からスーパーへの配送といった事業者間の配送も対応できるようにすることで、杉並区内の配送を効率化する。
区の対応
自転車フレンドリープロジェクトやモビリティ・マネジメントの観点から以下に取り組みます。
- 区内事業者への自転車活用を推進します。
- 「エコ通勤優良事業所認証制度」を活用します。
- シェアサイクル・自転車駐車場の満空情報等を表示します。
- 区職員の出張時シェアサイクル利用制度を検討します。
- 杉並区産MaaSアプリ「ちかくも」における、インセンティブとの連携を検討します。
- 他、新技術の活用を含め、情報収集しながら検討を続けます。
【関連した区の既存事業】自転車の活用推進
提案30 東西の移動だけでなく南北移動も省エネで移動できる選択肢を増やす
区内の南北方向の交通を支えている環七・環八通りに、環境負荷が少なく使いやすい交通手段を整備するとともに、交通情報の提供を十分に行うことにより、環境負荷の少ない南北方向の移動手段を無理なく選択できるように促す。
提案31 区内の移動を快適に!南北を楽しく空でつなぐ
空中にロープウェイやチューブ状の空中歩道といった新しい交通手段を整備する。自動車の利用による利便性よりも、移動手段そのものが魅力的になることで、自動車の利用の減少につなげる。さらに、杉並区内の緑化が推進されると、空から緑豊かな景観を楽しむことができるようになる。
区の対応
エイトライナー実現に向けた取り組みを推進するとともに、未来に向けた取り組みを考えていきます。
【関連した区の既存事業】エイトライナーの促進
提案32 交通結節点を人にやさしく付加価値の高い場にする
駅周辺などの交通結節点に便利な機能を集め、歩行者空間を歩きやすく・歩きたくなるように整備することや公共交通の乗り換えを行いやすくすることにより、人と環境にやさしい付加価値の高い場にする。
区の対応
鉄道立体事業、駅周辺のまちづくりと併せて検討します。また、区有施設等における、モビリティハブ(環境に優しい移動手段を統合した交通の拠点)の設置について、引き続き取り組み、周知していきます。
提案33 四季折々の緑が楽しめる安全安心な移動空間をつくる
推したくなるような四季折々の景色を楽しむことができ、明かりを増やすなど安全安心な通行や活用ができるような道を整備・運用する。これにより、歩道、緑道、川沿い、旧水路などを、緑豊かな憩いのある楽しく安全安心な空間にする。
区の対応
提案を受けて、以下に取り組みます。
- グリーンインフラの観点からのハード等整備を検討します。
- 知る区ロードを発展的にするイメージで、提案22(森林浴)と提案26・27(杉並区産MaaSちかくも)を連動させます。
- グリーンベルトなど連続したみどりをつくっていきます。
- 自転車ネットワーク路線と絡め、お勧めサイクリングコースの周知を検討します。
- 休憩スポットとして利用できる区立施設を周知します。
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安全安心なウオーキングモデルコースとMaaSを連携させます。
その他のテーマ
関連情報
お問い合わせ先
環境部環境課温暖化対策係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話番号:03-5307-0672
ファクス番号:03-3312-2316
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