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更新日 : 2025年3月17日
みどり
目次
提案18 樹林しか勝たん!私有地のみどりを区民が推し活として守るムーブメント「推し樹林」をつくる
屋敷林などの私有地の樹林を、所有者に意思確認した上で区民が守りたい「推し樹林」として推薦する。公開イベント(オープンガーデン)などで所有者の想いやストーリーを聞きながら、その魅力をアピールすることで、関心のない人にもみどりの大切さが届くようにする。推薦された樹林は「総選挙」と称して投票を行い、票を多く得た樹林には区・事業者・区民の協働による保全支援が受けられる。また、区民が身近な私有地とつながる機会をつくり、みどり保全活動の輪を広げていく。
区の対応
オープンガーデン(屋敷林への一般区民の入場)などの屋敷林を活用したイベントを樹林所有者の協力を得ながら開催し、参加者がその後、当該樹林管理作業のボランティア(みどり育て組)となるよう働きかけます。また、樹林管理に関わるボランティアを増やすことで、樹林所有者の管理作業の軽減と樹林保護に向けた機運醸成を図り、中長期的な樹林保全につなげていきます。
【関連した区の既存事業】みどりの顕彰
提案19 みどりのおもてなし 駅周辺や大規模な土地に、杉並の顔となるような良質なみどりをつくり区民と守り育てる
駅周辺(駅ビルや広場・駅前商店街)や、一定規模以上の民間事業者の敷地などで、杉並区の顔となるような良質な景観を生む緑化を推奨する制度をつくり、貢献した事業者にはインセンティブを提供する。また、創出されたみどりの保全にはアドプト(里親)制度など区民が参加できる仕組みをつくり、区民の意識や行動で杉並のみどりの質を高めていく。
区の対応
駅前における再開発や一定程度の建築行為などの機会を捉え、緑化基準を超える緑化に対して費用を補助するなどのインセンティブを付与する取り組みや、公園などの区有施設で活動しているみどりの維持管理ボランティアを民間施設にまで拡大した「(仮称)まちなかみどり育て隊」の創設を検討します。
【関連した区の既存事業】花咲かせ隊、みどり育て組
提案20 お願い「みどり先輩」!みどりに詳しい区民を増やすために、身近なみどりの専門家とつなぐ「みどり先輩マッチングサービス」を立ち上げる
区民が、地域にいる身近なみどりの専門家(=みどり先輩)とつながることができるマッチングサービスをつくる。地域のみどりをツアーで知る機会や、学習・体験などを通して、自宅はもちろん地域のみどりの保全に関わる力をつけることができる。専門家は、みどりの保全活動等を行う区民、地元の農家や園芸の専門家、東京都立農芸高等学校の生徒などが考えられ、取り組みを通して専門家もスキルアップにつながる相乗効果が見込まれる。
区の対応
みどりに詳しい区民を増やすため、身近なみどりの専門家とつなぐ「みどりの相談所」の機能拡充を検討するとともに、みどりに関する情報提供の場だけではなく、ボランティアの活動拠点、情報交換の場としての活性化を目指していきます。また、区民等のみどりに関する意見交換の場として、公民連携プラットフォームの活用を視野に検討します。
【関連した区の既存事業】みどりの相談所
提案21 公共のみどりの整備をきっかけとした、コミュニティや活動の場を創出する
公共のみどりは規模が大きいものが多く、心が癒やされ、防災面からも大きな力を持っているなど、区民の暮らしを豊かにする上で大切な要素の1つである。そのため、区が公共のみどりを整備するタイミングに合わせて、区民が自分ごととして関わることができるコミュニティを組成し、整備後の維持管理や運営の一部を担うなど協働の仕組みづくりを行う。
区の対応
区立公園の整備や、多世代が利用できる公園づくりによる改修では、ワークショップ等によって計画づくりまで区民意見を取り入れているが、維持管理にも携わってもらえるよう、区民との協働による「みどり育て組」や「花咲かせ隊」の結成につながるよう取り組みます。
【関連した区の既存事業】多世代が利用できる公園づくり、花咲かせ隊、みどり育て組
提案22 歩いて10分森林浴ができる杉並区を実現する
空き地・空き家を活用し、森林浴ができるぐらいのボリュームの樹林のような空間を増やす。広さは1坪程度からはじめ、人が気軽に安心して過ごせる樹林地のような空間を、歩いて10分というわかりやすい指標を掲げながら、杉並区内に確保していく。
区の対応
提案を踏まえて、300平方メートル以上の樹林が徒歩10分以内(半径500メートル)にない空白地域を把握し、その地域で重点的に市民緑地(300平方メートル以上の樹林が対象)の設置を勧奨するなどの取り組みを検討します。また、300平方メートルに満たない空き家などに対しても借地や土地の購入ができないか、研究を進めていきます。
【関連した区の既存事業】いこいの森の設置、公園の整備、みどりの実態調査
提案23 一人で始められるみどりを増やすサポートを充実させる
持ち家だけでなく、だれもが個人でみどりを増やしたいと思うことのできる「得する」制度を充実させる。緑を増やす方法をパッケージ化し、緑を増やすハードルを下げるほか、パッケージ導入でみどりを増やした住宅としての認定やサポート制度が緑被率アップにどれだけ貢献するのか、わかりやすくする。また、緑を育てるときに「みどりの先輩」などのアドバイスをもらえるためのマッチングサービスや得するノウハウをウェブサイトなどで周知するなど、支援を行う。
区の対応
区民一人一人の緑化を促す情報を区ホームページ上に集約し、パッケージ化(緑化事例や活用できる助成金やグリーンインフラとしての機能の紹介等)することで緑化活動を促進します。また、提案20のみどりの相談所の拡充を合わせて行い、専門的なアドバイスを気軽に受けられる環境を整備します。
【関連した区の既存事業】みどりの相談所
提案24 「わたしが緑を増やさなきゃ」と思える新たなグリーン指標をつくる
みどりを増やすことの必要性を生活者の視点で自分ごととして捉えられるように、新たな緑の指標を設定するほか、クイズや身近な場所での広報などを活用し、みどりに関する目標となっている「緑被率」の認知度を高める。また、区全体の緑被率の数値だけに捉われず、みどりをどこにどれだけ増やすのか具体的な目標を設定することや、目標達成による二酸化炭素削減効果などの指標をわかりやすく示すことで、公共任せにせず、区民一人一人がみどりを増やす当事者であることの自覚を促す。
区の対応
区全体で緑被率25%という目標達成のため、一つの建物あたりに必要な緑被地などを提示し、区民等が自分事として緑化に取り組むことを促していきます。
- 緑被率25%を達成するために建物1棟あたりに必要な緑被地面積を算出
- 1棟あたりに必要な緑被地面積がどの程度かを、【提案23】の具体的な緑化方法のパッケージとともに、SNSや広報等によって周知
- マンション等の賃貸住宅に居住する人に向けては、緑化するための土地を所有していなくても緑被率の向上に貢献できるみどりの維持管理等の緑化活動の事例をSNS等で発信
提案25 緑視率30%の小さなモデルエリアをつくる
目に見えるみどりが多くあることは、視覚的な癒しや心地よさが高まり、暮らしやすさにもつながるため、緑視率に着目し、それを高めていくための仕組みをつくる。小さなエリアを設定し、エリア内で暮らす区民が主体的に考えて議論し、アクションする場(みどりの協議会など)をつくり、アクションを通じてエリアごとに特色を生かしたみどりを増やすことで、緑視率30%を達成する。
区の対応
既存のみどりのベルトづくり事業を活用し、緑視率向上を目指すモデルエリアを設定し、区が支援する以下のような取り組みを検討していきます。
- モデルとなる路線を設定し、現状の緑視率を測定
- モデル路線沿いのステークホルダー(建物所有者、賃貸人等)に向けて説明の場を設ける。
- 説明会参加の区民等の中から緑化活動を中心となって進める「(仮称)みどりの協議会」を発足し、区と緑化に関する協定を締結
- モデル路線で土地所有者等の了解を得て、みどりの協議会と軒先などを緑化(緑化材料や活動資材は区が提供)
【関連した区の既存事業】みどりのベルトづくり
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関連情報
お問い合わせ先
環境部環境課温暖化対策係
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話番号:03-5307-0672
ファクス番号:03-3312-2316
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