ご覧のページは、平成28年度の取り組み内容です。
いま、手を打たないと待機児童は増え続けます
この4月の待機児童数は、昨年の42人を大きく上回る136人(平成28年4月15日現在速報値)となりました。
ここ数年、区内の就学前児童の数は増え続けています。
私は就任以来、急ピッチで認可保育所を整備していますが、これまでの整備の遅れを取り戻すまでには至っていません。
このままでは待機児童数は、さらに大幅に増えてしまいます。
「子どもを預けられないので働けない…」区には多くのお父さん、お母さんからの切実な声が届いています。
この危機的状況を打開するために、これまで手をつけてこなかった学校や公園を含めた区有施設も保育施設に転用し、平成29年4月の待機児童解消に向け保育所整備を精力的に進めます。
子育て環境の整備は、区の将来の発展に向けた必要不可欠な投資です。
なにとぞ区民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
保育所整備の必要性
区では認可保育所の整備を急ピッチで進めていますが、それでもその整備率は23区中20位にとどまっています。
働きたい方々が安心して育児と仕事を両立できる社会を実現するための最後の砦として保育所の整備は不可欠です。
待機児童を『ゼロ』にする対策
学校・公園等の一部を聖域なく活用し、保育所として転用します。
今年度に整備する施設の大半を認可保育所として整備します。
量的な拡大を図りつつ、保育人材の確保策を充実して保育の質を守ります。
Q&A
質問 大規模な整備とはどの程度の規模ですか。
回答 区は、平成28年度に1,000人を超える保育所の整備を計画していました。ところが、それでもさらに、来春500人を超える待機児童が発生することが見込まれます。このことから、29年度の待機児童解消だけではなく、30年度以降も見据えて、さらに約1,000人分の保育所の整備を計画し、合計2,000人規模の保育所を整備する予定です。
質問 保育園が近くにできると子どもたちの声がうるさい。なにか対策はしてくれるのですか。
回答 お子さんの声を不快に感じる方もいらっしゃるかと思います。とはいえ、次代を担う子どもたちの健やかな成長が欠かせません。遮音設備を設置するなどの対応をしてまいりますので、ご理解ください。
質問 公園が保育施設になると憩いの場所がなくなってしまうのではないですか。
回答 公園の機能は可能な限り残しつつ、保育所に転用していきたいと考えています。やむを得ず、公園の機能を残すことができず、公園全体を保育所に転用せざるを得ない場合は、近接する公園との距離感などに配慮してまいります。
このページに関するお問い合わせ
待機児童解消緊急対策本部(子ども家庭部保育課)
〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号
電話:03-3312-2111(代表)