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更新日 : 2025年4月1日
わが子が小学校に入学する時に知っておくと良いパパママの心づもり(2025年4月1日)
目次
この記事が公開されるのは4月1日。小学校に入学する場合、入学式まであと6日ほどです。学童クラブに預けるご家庭であれば、学童クラブは4月1日からですので、すでに学校生活が始まっている感覚でしょうか。我が家は、数年前に幼稚園から小学校に入学をしました。当時を振り返りながら、パパママがしておくといい心づもりをご紹介します。
小学校に入ったから手が離れたとは思わない事
小学校と未就学児の頃の大きな違いは、学校までの送迎がなくなることでしょうか。でもそれは慣れてからの事。小学校でも小学校に慣れるための期間を設けています。
4月1週目は給食なし
保育園や幼稚園ほどではありませんが、入学後数日間は給食がありません。学童クラブに通う場合は、入学前から数えると10日間ほど、お弁当を持参する必要があります。学童クラブに通うご家庭の場合、ほとんどが保育園に通わせ、子どものお弁当を作り慣れていないご家庭。1学期の山場はこの10日間であることは間違えないでしょう。
入学後2週間ほどは方面別下校
入学後2週間程度は方面別下校をします。入学時に下校コースを決め、同じコースの子どもが一緒に下校するというものです。入学後の2日間は、先生が引率もします。(引率の期間は、学校ごとに異なります。)とはいえ、集合住宅でない場合は家のすぐそばまで一緒とは限りません。コースルートまでは多くの保護者が迎えに行きます。学童クラブに所属している場合は、学童クラブの子ども全員で一緒に児童館へ向かいます。
先生の引率期間が終わると、小学校までお迎えに行き、方面別下校を見守る保護者も多いです。方面別下校で一緒の子は、方面別下校が終わっても一緒に登下校する事もあります。近所の保護者の人と一緒になった場合は、ぜひこの機会に連絡先を交換しておきましょう。
下校同様に、慣れるまでは登校時も小学校まで送る姿をよく見かけますよ。
宿題が出る
現代の小学校は比較的宿題が少ないと聞いたことがあります。学年が上がるにつれて、塾に通う子どもが増える事が理由の一つのようです。しかし1年生は違います。勉強する習慣をつけるためにも、多くの小学校で宿題が出ます。最初の頃はひらがなの書き取りや丸暗記できそうな短い音読、1桁の計算カードなど簡単なもので、10分程度で終わるものです。
習慣がつくかどうかは最初が肝心。時間を見つけてきちんと向き合ってあげましょう。
放課後のお友達との付き合いのサポートも大切な役目
少し慣れてくると幼稚園や保育園と違い、子ども同士で何かしらの約束をしてくるようになります。自分の予定もよく把握できていない状態での約束は日常茶飯事。その結果、親は対応に追われる羽目に。
中途半端な約束をする子どもたち
せっかくできたお友達。少しでも一緒に遊びたいと思う気持ちはよくわかります。スマートフォンを持たない子どもたちの約束には少なくとも「いつ」「だれと」「どこで」が必要です。しかし残念ながら、この時期に完ぺきな約束は奇跡です。約束というものは、必要な事を両者が記憶して帰り、実行する事ができて、初めて果たされることなのだと再認識します。
約束が不十分なら親が連絡をする
約束で足りない点は、親がフォローするしかありません。子どもが帰宅したらすぐに約束がないかどうか確認しましょう。相手の子どもの親を知っている場合は、すぐに確認の連絡です。わが子は約束したと思っていたのに、相手の子はそう思っていなかったという事もあります。
約束に必要な事を再確認する
約束が不十分だった日は、必ず「約束できたこと」と「約束できなかったこと」を再確認しましょう。次に約束する際には何を約束しなくてはならないか、理解してもらうためです。
約束が十分でも安心しない
わが子のしてきた約束が十分でも、油断してはいけません。相手の子も同じ約束を理解しているかどうかは別問題です。待ち合わせ場所までの距離に差があると、それだけで行違ってしまう事もあります。
送り出す際は必ず「待ち合わせ場所に相手の子がいなくても待っているのよ」と伝えておくことも必要です。
放課後の習い事や用事を把握させる
約束が十分にできていても、そもそもその日は予定があるということも。困るのが相手の子の親の連絡先がわからない場合です。約束の大切さを理解させるためにも、約束をなかったことにする事はできるだけ避けたいもの。我が家では、約束を断るために待ち合わせ場所に向かわせるということもありました。
毎週の習い事だからと思わずに、登校時に「今日の放課後の予定」を伝える事は大切です。
学童クラブに入っている子と入っていない子が遊ぶ場合
今は1年生の半分以上が学童クラブに所属する時代。学童クラブに入っていない子が学童クラブの子と児童館で遊ぶこともあると思います。その際学童クラブに入っていない子どもへ伝えておいたほうがいい事がいくつかあります。知らずに児童館へ遊びに行くと、子ども心は傷ついてしまうかもしれません。
約束をしていた子が別の子と遊んでいるかもしれない
学童クラブの子は先に児童館へ到着し遊びを始めます。一旦帰宅してから児童館へ向かう学童クラブに入っていない子と比べて10分から20分ほど早く遊びが始まるのです。約束をしていても自然と別の子と遊びが始まります。急いで行ったのに別の子と遊んでいる姿を見て「自分が嫌われてしまった」と勘違いして、泣きながら帰宅したという話はよく聞きます
おやつは一緒に食べることができない
学童クラブの子は学童専用のお部屋でおやつを食べる時間があります。この時間は、学童クラブに入っていない子は一緒にいる事ができません。
ただし、児童館にもおやつを持って行くことはできますし、学童クラブに入っていない子同士であれば一緒に食べる事もできます。おやつの時間にどう過ごすかを先に確認をして、必要に応じておやつをもたせてあげましょう。
学童クラブ専用の部屋がある
学童クラブに入っていない子は基本的には学童クラブの部屋に入って遊ぶこともできません。学童クラブに入っている子と入っていない子が遊ぶ場合は、学童クラブ専用の部屋以外で遊ぶよう伝えましょう。
先生のあいさつが違う
学童クラブに入っている子は「お帰り」、入っていない子は「こんにちは」大人からすると当然でも、子どもは知りません。こんな些細な事でも傷ついてしまう子はいます。
学校も放課後もフォローを大切に
わが子が小学生になったばかりの頃、お友達と遊ぶために学校から帰宅して急いで公園に向かったのに、約束をしていた子がいなかったと泣きながら帰ってきたこともありました。
また、児童館で学童クラブの子と一緒に遊んでいたら放送があり、学童クラブの子たちが一斉におやつを食べにいってしまい、自分は別の部屋で本を読んで待っていたと寂しそうに話してくれたこともありました(当時はコロナ禍で来館時におやつの持ち込みができませんでした)。
どちらも切ない想い出です。親子でたくさんつまずいて、現在はとてもたくましくなりましたので、つまずくことも決して悪くはないと思います。ただ、子どもへはきちんとルールや事実を伝え、フォローする事は大切だとも感じました。
小学校が楽しい、放課後にお友達と遊ぶのが楽しいと子どもが笑顔でいられるように、パパもママもアンテナを張って頑張りましょう。
すぎラボライター らくちゃんママ
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