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更新日 : 2025年8月1日

長い夏休みのお昼ごはんは工夫して乗り切ろう(2025年8月1日)

目次

「すぎラボ」は杉並区で子育て中のママライター・パパライターによるコンテンツです。

今年も長い夏休みがやってきました。夏休み、パパママを悩ます一つがお昼ごはんです。普段幼稚園や小学校に行く子どもたちが家にいるだけで、少なくとも「お昼ごはん」という仕事が増えます。その結果、普段のペースが乱れます。今回は工夫してさまざまな余裕を手に入れた話をご紹介します。

ある家庭の夏休みの一コマ

この家庭には、3人の子どもがいます。小学生が2人と幼稚園生が1人。3人ともよく食べます。特に一番上の小学生は成長期でもあり、大人よりもご飯を食べるようになりました。

朝ご飯は常に2回

朝8時、家族全員のご飯が終わり後片付け。普段は小学生と幼稚園生で出発時刻が1時間違うため、朝ご飯は2回です。夏休みは全員が1度に済むので、少し楽だなと最初は考えていました。

朝ご飯の片づけが終わり、いつものように他の家事をこなしていると、10時過ぎに小学生が「お腹すいた」とやってきました。「さっき食べたばかりでしょ」と制すると、「小学校にいてもいつもこの時間にはお腹が減るの、何かないの」と食べ物をおねだり。仕方がないので、おにぎりを作って食べさせます。

おにぎりをと言っても、冷凍したご飯を電子レンジで温め、少し冷ましてから握ると時間がかかります。片付けていたら、下の子に呼ばれて、作業中断。そんなことを繰り返して、残りの家事をしていたら、もうお昼です。

朝ご飯からあっという間のお昼ご飯

今度はお昼ご飯の準備。そうめんを茹でて、みんなで食べて片付け。そうめんは手軽だけど、鍋の片づけが大変だなと思います。片付けが終わるともう1時30分です。

エンドレスのおやつの時間

やれやれと思っていたらおやつの時間。市販のおやつを食べさせます。3人いるとスナック菓子も1袋では足りません。「そうめんが軽かった」「誰が多く食べてずるい」とけんかをするので、仕方なく別のおかしも追加します。

学校から帰って、お友達と外に遊びに行く場合は、数を決めておやつを持たせるだけですが、家にいると足らなければお代わりの催促が止まりません。

すぐに底をつく冷蔵庫の中身

夕食の食材がない事に気づき、慌てて買い物に。あっと言う間に夕方で夕飯の準備に。重たい荷物を抱えて、ふらふらしながら帰宅。私は一体どれだけ食べる事に振り回されているのだろうか、とため息をつきたくなる夏休み。

この家庭、少し前のわが家です。たった1食増えて、生活する場所が家になるだけでガラガラと日常が崩れます。この流れがとても嫌でした。無駄ばかりで、何も進まず、イライラが募るばかり。

ママがイライラしていると楽しいお休みが楽しくなくなります。そこで、お昼ごはんを工夫する事にしました。

台所に立つ時間を見直す

食事の回数を減らすことはできませんが、準備の回数は減らすことが可能です。ある程度まとめて行う事で、台所に立つ時間を見直しました。

お昼ごはんは朝ごはんの時にお弁当で準備をする

お昼ごはんはお昼に用意するものという考えを捨てました。一日中家にいる場合でも朝ご飯の準備をする時に一緒にお昼ごはんを準備します。その日の予定が決まっていない時は、お弁当箱に1人分ずつ詰める事にしました。これで、午前中に突然遊びに行きたいと言われても、そのまま持ち出せるのでお昼ごはんに困りません。

ちなみにもし自宅で食べることになっても、お弁当箱は中の汚れをラップやティッシュペーパーで拭く程度で、夕食の準備の時に一緒に片付けます。

お弁当に入れるものは半固定化する

小学生は給食でさまざまな工夫が凝らされたメニューを頂いています。でも、それを家庭に求められては他のことができません。ここは割り切って、一番下の幼稚園生でも食べられるものを中心に作っています。

主食

基本的にはおにぎりを準備します。おかずの量は兄弟3人で差がつけにくいため、おにぎりの数や大きさで3人とも満足してもらう作戦です。大きなおにぎりを1つの方が作りやすいですが、満足度が下がるようなので、一人複数個になるようにし、複数の味が当たるようにしています。

主菜

前日の夕飯で多めに作っておく作戦が活躍します。そのため、長期休み中はハンバーグや唐揚げなどお弁当に入れやすいメニューが増えます。朝温めなおして詰めるだけです。ただし、大きなままでは入れず、幼稚園生の分は必ず切って入れておきます。

いつもは幼稚園生のお弁当にはチルドのミートボールも活躍するのですが、小学生だと1人1袋でも足らない為使いません。同じ理由で冷凍食品もコスパが非常に悪くなるため、どうしても食べるものがない時以外には使いません。

副菜

副菜には卵料理と茹で野菜やプチトマト、プロセスチーズなどを入れます。副菜は幼稚園生が食べやすい事を一番に考えたメニューです。小学生には少し物足りないですが、その分は主食と主菜でカバーです。

この方法であれば、朝作るのはおにぎりと卵料理位のため、冷ましている時間をのぞけば、朝ご飯の準備にプラス10分ほど作ることができ、大きな負担にはなりません。

出かけることがわかっていても、おかずだけは準備をする

今日はお昼をはさんで午後まで近所に出かけようと決めていた場合、私はパン屋さんでパンを買う事が多いです。ただ、小学生はパンだけだとすぐにお腹がすいてしまうので、おかずだけお弁当にしていきます。

ひと手間に感じてしまうかもしれませんが、おかずがあるだけでパンの買いすぎも、おやつのドカ食いも防ぐことができます。大食いの小学生にとって「食べたい分だけ買っていいよ」は危険な言葉です。「おかずにこれを持ってきているから、それを考えて選んでね」と言うと本人なりに考えて選ぶようになります。

子どもたちに好評なのが、即席サンドイッチ。おかずにハンバーグやウインナー、スライスチーズなどを持って行き、食パンかロールパンを買います。お財布にも優しいし、自分ではさんで食べると子どもも喜ぶし、ママの手間も減り一石三鳥です。

近所でお弁当が食べられる場所

夏休みはとても暑く、ピクニックをするわけにはいきません。そこでルールを守って、公共施設を利用しています。ただ、いずれの場所もごみ箱は設置されていません。ごみはきちんと持ち帰りましょう。

子ども子育てプラザ

小学生も幼稚園生も同じラウンジで食事が取れます。遊びに行きがてらの利用もしやすいです。なお、児童館は小学生を含む親子での昼食利用ができません。

コミュニティふらっと

予約なしで使えるラウンジで飲食が可能です。涼みどころとしても開放されていますので、暑い時期におやつを食べるためにも利用させていただいています。

図書館

中央図書館のカフェの左手窓際の席とテラス席は持ち込みで飲食が可能です。新しくできた高円寺図書館でもラウンジでは持ち込みで飲食が可能です。

地域区民センター

フリースペースで飲食が可能です。

外出したらおやつも外で食べてから帰る

朝から出かけていたら、夕方前に本当は帰宅したいです。でも暑い中の帰宅はおっくうだし、家でのおやつタイムはおやつの大量消費を促します。更に片付けも大変。外出する時にはお弁当と一緒におやつも持参して、おやつも食べてから帰るようにします。

こんな風に過ごせると、子どもと一緒に過ごす時間が増え、ママの家事負担が減ります。持参したおやつが終われば終わりなので、無駄な出費も抑えられているかも。

手間を減らして楽しい夏休みを

私は子どもに「長い夏休み、やりたい事を決めて、だらだらしないで有意義に過ごして」と話します。私自身もできるだけ、無駄なことをしないでいつでも有意義に過ごしたい。夏休みが終わって振り返ったら、台所に立ちっぱなしだった、家事しかしなかったというのはとても悲しくなります。

そこで考えたのが、お昼とおやつは食べるだけにするという事でした。いちいち準備をしたり、片づけたりという作業が入ると無駄に時間がかかります。

親子で過ごせる夏休みは貴重です。出来立てのごはんの方がおいしいですが、せっかくのお休み、子どもとの時間を優先してみても良いのではないでしょうか。

すぎラボライター らくちゃんママ

お問い合わせ先

子ども家庭部管理課 

〒166-8570 東京都杉並区阿佐谷南1丁目15番1号

電話番号:03-3312-2111(代表)

ファクス番号:03-5307-0686

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