45 神明天祖神社 【神社】(南荻窪2丁目37番22号)

 

ページ番号1008010  更新日 平成28年1月18日 印刷 

当社は旧上荻窪村字原に鎮座し、祭神は天照大御神です。
荻窪村が中世に村をつくっていたことは文書や板碑によって知られ、正保年間(1644~1647)に上・下荻窪村に分かれたといわれています。
当社の創建は詳ではありませんが、天正12年(1584)の検地の際には、すでの小祠があったと伝えられており、それ以前と思われます。その後、この地域は徳川御三家の一つである紀州徳川家の領地となり、家臣の水刀谷氏が社殿を興したといわれています。
江戸時代の当社は神明社と呼ばれ、付近一帯が神明と呼ばれるのは、この社名に由来するものです。また、かつて字伊勢前といわれたのも、当社の祭神が伊勢神宮と同一であることによるものです。
当社の東側一帯は、昔周囲に桜の木を植えた馬場があり、桜の馬場と呼ばれ、昭和初年まで名残りの桜の木があったといわれています。
明治維新後、当社は荻窪八幡神社の境外攝社となり、明治15年には社殿を修築しています。ついで近年に至り、社殿・神楽殿・手水舎などの改修築、社号標・燈篭・鳥居の奉納、参道の整備がおこなわれ、今日の境内の景観をうるに至りました。

昭和57年2月10日

 

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